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呪われた肉1

[703]  うえ  2007-04-27投稿
「ここのお肉屋、最近人気でてきたよね。」

私は友人のトモコに共感を望む。

「そうだよね。ここ最近まで全く人気なかったのにね。」

“サトウ焼き肉屋“
外見はオープンして一年、錆びているところはひとつもなくオシャレな店だ。
年中無休と書いてある看板にもデコレーションされている。

「今度食べに行こう。」

そう切り出したのはトモコの方だった。

私の腕時計は19時をさしている。
焼ける肉の香ばしい香りが誘惑を誘った。

「トモコ、今から食べに行かない?ほら、カルビ一人前300円だよ?激安じゃん!」

「そうだね。あたしも食べたくなってきちゃった。行こうか。」


「いらっしゃいませ!」

明るい感じの男性が接客してきた。

「お客様2名様で?テーブルでよろしいですか?」

さすが流行りの店だけはある。私達で満席だ。ラッキー♪

メニューをみる。



カルビ 300円
ハラミ 280円
ロース 200円

内蔵

ホルモン 150円
レバー 50円
ナンコツ 500円
コブクロ 400円

品の種類は少ないがかなり安い・・・。
一通り全てのお肉を注文した。




「お待たせいたしました。こちら、カルビ、ロース、ハラミ、でございます。」

肉が来た後内蔵もすぐに来た。

すごく美味しい。

こんなお肉食べたことないってくらい美味しい。

特に私のお気に入りはナンコツ。

ナンコツは牛のどの部分かを知りたくて店長を呼んだ。

「お待たせいたしました。僕が責任者の佐藤です。どうかなさいましたか?」

入店したときに接客してくれた男の人だった。

「いえ、ただナンコツってどこの部分かなぁって思って呼んだだけです。」

すると店長は自分の耳に指を指し

「牛の耳のナンコツを使っています。一頭から取れる量が少ないので値がはるのです。」


私達は大満足して店を後にした。


2につづく

感想

  • 6918: 内蔵→内臓 [2011-01-16]
  • 6990: 痛いミスだ [2011-01-16]

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