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恋の実-08

[283]  愛衣  2007-04-27投稿
潤のベッドの中で、あたしは眠った。



さっきまで圭史朗の事で頭がぐしゃぐしゃになっていたけど、潤のいつもつけているライオンハートの香りで一気に癒された。

潤が近くにいるんだって思うだけで、何だかホッとした。


そして、圭史朗の事や潤の事を一生懸命考えている自分が馬鹿らしくなってきた…

今は潤が大好きで。
圭史朗は元カレで。

そんなの当然潤の事だけ考えるのが彼女でしょ、と、自分に言い聞かせた。


圭史朗が誰と付き合おうと、今のあたしには関係ないの。





……そう言い聞かせた。











……………

夢を見た。
潤といる自分。二人して手つないで、ニコニコ笶って歩いている。
幸せそうだ…。
すると突然圭史朗が出てきて、『夢子は俺の女だ』
と言う。
潤は、
『俺が夢子の彼氏だ』
と言い張る。
それを見ているあたしに、二人で
『夢子はどっちが好きか!?』
と聞いてくる。
あたしの彼氏は潤。
当然潤を選ぶだろうと自分でも思っていた。
…しかし…

『本当にあたしが好きなのは圭史朗なの』






…………………



「嘘でしょ…」

……夢か。


すごく、すごくヘンな夢…


どうして圭史朗が好きなんて言ったんだろう。




夢の中の話があまりにもリアルすぎて自分でも戸惑った。



……夢のあたしは、フラれても圭史朗の事が好きなんだ。



ここにいるあたしは潤が好きで


圭史朗の事は忘れたはずで
















隣にはいつのまにか寝ている潤がいる…


その寝顔を見てあたしは何故か悲しくなった。



そして、寝る前に見た窓の外の圭史朗の幸せそうな顔を見て、















切なくなった。

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