年下の彼14
航は立ち止まり、辺りを見回した。
3ヵ月前に会ったきりだった優希の声。
ずっと聴きたかった優希の声。
幻聴?
会いたい想いが強すぎて、頭がおかしくなった?
それとも、疲れがたまってた?
駅の構内の人波の中で、目を凝らす。
優希がいた。
優希は亮司の手をはねのけ、航の元に駆け寄った。
「優希??どしたの?こんなとこで。」
同時に優希の後を歩く亮司に目線がいく。
「飲み会の帰り。一緒に帰ろ。」
「弟??俺、亮司。優希ちゃんの彼氏候補。よろしくね。」
亮司は笑顔で航に言った。
航は亮司をにらむ。
「変な事言わないでよ。帰ろ。航。」
「冷たいな。キスまでしたのに。」
「ちょっ!!亮司くん!何言ってんのよ!!」
「いこっ!航!!」
優希は航の手を引き山手線のホームに向かった。
アイツ…最低だ…
「優希、俺、総武線なんだけど…」
「あ…ごめん。そうだよね……」
「……さっきの」
キスしたと言っていた。
「ん?」
彼氏候補…
「彼氏候補なの?」
嫉妬。
「そんな訳ないでしょ。」
不安。
「…キスしたの?」
疑い。
「あんなの事故だよ。」
頭が真っ白になる。
「……」
冷静になれと、思う程、そうではいられなくなる。
「優希、俺の事なんて、どうでもよくなった??」
大人気ない…
最低な質問だ…
「なる訳ないでしょ。私は航を信じて待ってるよ?」
「…じゃあ、証明してよ。」
「…?…」
「優希が、どの位、俺の事を想っているか。
言葉だけじゃ分からない。」
最低な男だ。
優希はきっと呆れてる。
完全に嫌われた。
「航、うち来る?」
「…優希?」
「証明するから。」
航と優希は無言で優希のアパートへ向かった。
3ヵ月前に会ったきりだった優希の声。
ずっと聴きたかった優希の声。
幻聴?
会いたい想いが強すぎて、頭がおかしくなった?
それとも、疲れがたまってた?
駅の構内の人波の中で、目を凝らす。
優希がいた。
優希は亮司の手をはねのけ、航の元に駆け寄った。
「優希??どしたの?こんなとこで。」
同時に優希の後を歩く亮司に目線がいく。
「飲み会の帰り。一緒に帰ろ。」
「弟??俺、亮司。優希ちゃんの彼氏候補。よろしくね。」
亮司は笑顔で航に言った。
航は亮司をにらむ。
「変な事言わないでよ。帰ろ。航。」
「冷たいな。キスまでしたのに。」
「ちょっ!!亮司くん!何言ってんのよ!!」
「いこっ!航!!」
優希は航の手を引き山手線のホームに向かった。
アイツ…最低だ…
「優希、俺、総武線なんだけど…」
「あ…ごめん。そうだよね……」
「……さっきの」
キスしたと言っていた。
「ん?」
彼氏候補…
「彼氏候補なの?」
嫉妬。
「そんな訳ないでしょ。」
不安。
「…キスしたの?」
疑い。
「あんなの事故だよ。」
頭が真っ白になる。
「……」
冷静になれと、思う程、そうではいられなくなる。
「優希、俺の事なんて、どうでもよくなった??」
大人気ない…
最低な質問だ…
「なる訳ないでしょ。私は航を信じて待ってるよ?」
「…じゃあ、証明してよ。」
「…?…」
「優希が、どの位、俺の事を想っているか。
言葉だけじゃ分からない。」
最低な男だ。
優希はきっと呆れてる。
完全に嫌われた。
「航、うち来る?」
「…優希?」
「証明するから。」
航と優希は無言で優希のアパートへ向かった。
感想
- 6930: 1から全部読んでマス!!!あたしもここ最近見つけて投稿してみたケドいまいち(/_<*)‥続きが読みたくなるカトリさんのを見習って頑張りマス!!! [2011-01-16]
- 6955: カトリより☆ありがとうございます!!なかなか難しいですよね…良かったら作品名教えてください!ぜひ読みたいです☆ [2011-01-16]