携帯小説!(PC版)

トップページ >> その他 >> 祇園のをんな 其二

祇園のをんな 其二

[482]  椿  2006-02-13投稿
「咲菊どすー(です)どうぞよろしゅう」
今宵も富豪相手の宴が始まった。
舞妓や芸者は、この場で日本舞踊を舞ったり、お客の話し相手になったりする。一見華やかに見える風情だが、裏は花代(人気で上がる、仕事代)を争う舞妓と芸者の修羅場でもある…。
「おっ、新入りか?見たことねぇ顔だなぁ」
客がそう言うと、咲菊の隣にいた先輩芸者・照花が話し始めた。

「咲菊は、12月に舞妓はんデビューした新入りどすねん。まだ至らぬ点多いやろかと思いますが…何しろこの前のお座敷(宴)で、お客はんの前で徳利こぼしやったんからぁ〜ダメやなぁ〜やはり新入りは」
照花はキッと、咲菊を睨み後ろから、照花は自分の拳で咲菊の足を殴りつけた。

先輩芸者から舞妓に対するイジメは、凄まじい物だ。

この時、咲菊は祇園の女の恐怖を実感した。

感想

感想はありません。

「 椿 」の携帯小説

その他の新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス