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みらい 4

[186]  トコ  2007-05-01投稿
「そうなんだぁ。
でも、別にいいし。今はミキ、亮二以外興味ない。」

「あんた、モテるのに勿体ないわ。でも、ミキがいいって言うならあたしは応援するけど。
でも、亮二さんってあんまいい噂聞かないよ?」

多分真紀はミキを思って言ってくれたんだと思う。
でもその時は、その言葉さえ、欝陶しいと思ってしまった。

いつの間にか、ミキは亮二に対して
もっと一緒にいたい。
もっと知りたい。
ミキだけを見てほしい。
そんな気持ちが強くなっていた。

春休み中は毎日のように亮二と会っていた。

ミキはピッチを買った。
亮二が買ってほしいと言ったから、買った。

亮二は次第に束縛が激しくなった。

ミキが他の男から連絡があれば、怒る。しかも、その男にも、怒る。
ピッチは毎日のようにチェックされてた。
メモリに男友達が入ってると消される。
でもミキは少しも苦痛ではなかった。
それでいいと思ってた。
それがいいと思ってた。

あの時は…。


くだらない、授業中。
ミキは居眠りをしていた。

ブーブー…

ピッチが鳴った。
亮二からメールだ。

キョウ ガッコウオワッタラ ガッコウノソバノセブンデマッテル

セブンとはセブンイレブンの事。
ミキは速攻、メールを返した。

リョウカイ!

「ミキ、なんか浮かれてる。楽しそうだね。」
仁美が言った。

仁美も中学からの友達で、クラスが一緒。しかも仁美は亮二と仲の良い、後輩と付き合ってる。

お弁当を食べてる時の事だった。

「エヘヘっ、分かる?
今日亮二と会うの。さっきメールが来たんだ♪」

「ふーん。ラブラブで、いいねー。あたしなんて…」

仁美は彼氏に浮気をされたらしい。
ミキは仁美の話を聞いた。

浮気。亮二は浮気をするのだろうか。

『いい噂がない。』

今朝の真紀の言葉を思い出した。

大丈夫、亮二に限ってそんな事はない。

放課後、約束のセブンに行く。

亮二はスエット姿で、また原チャを跨ぎ待っていた。

「オスっ」
亮二が言う。

「お前、走ったの?汗かいてる。笑
後ろ乗れよ。家行くぞっ。」

ミキは原チャの後ろに乗って亮二の家に行った。

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