美樹が死んでから二日がたった。

僕は目を覚ましてすぐに美樹の話を聞いて…ただ絶望していた……。

『あんなに笑っていたのに…近くにいたのに…。』

助けられず助けられたことに言いようのない戸惑いと絶望を感じた……。

三日がたち、美樹の葬式が行われた。


その時の美樹は、なんだか笑ってみえた。


『美樹……会いたいよ…』
僕は美樹が死んでから初めて泣いた。


葬式が終わって泣き疲れた僕は知らぬまに寝ていた。


夢をみた。

何もない白い部屋に死んだはずの美樹が立っていたのだ。


『…美樹っ…！！！』


『たっくん…。久しぶり♪』

『久しぶりっておまえ…相変わらずだな。』

『へへへ。』

僕は嬉しくて美樹が死んでからの学校の話やいろいろな話をした。


『たっくん、そろそろ朝だよ。バイバイ♪』

『美樹！！』 バッ！


僕はすごい勢いでベットから起きた。


『夢…なのか…？』

『巧！！学校！！』

『わかったよ。母さん。』

僕は不思議に思いながら学校に向かった。


『夢なら寝ればいいんじゃ…？』

僕は学校で寝てみた。


しかし学校ではまったく夢を見られなかった。


『ただいま〜』

『おかえり。』


何故だろう……。

家はやけに眠い…。


美樹の葬式が終わって二日目の夜…僕はまた知らぬまに寝ていた。

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