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relations 32

[266]  るぅ  2007-05-02投稿
気付いたら制限時間は過ぎていて、俺達は急いで裏の落書きスペースへと移動した。

慌てて中に入るユカリに続く。


「あっ!」

「なに?」

「リョウは外で待ってて!」

「は?なんで??」

「いいから!」

意味わかんね〜。


ま、落書きなんてどうせする気なかったからいぃんだけど。

でも選んだりとか、落書きしてるとこ見たりとかさぁ……


そう考えながらも俺はプリクラ機の隣に座り込んだ。

今日のユカリには言っても無駄だろぅから。








ピアス………どうしたんだろ。


ってか、ただ外してそのまま忘れて来ただけかもしれない。

落としちゃって見つからないとか。



1週間前にあんなラブラブ〜って感じだったんだし……

あのピアスがないからって、あの男と別れたとか全然決まってなぃじゃん。



なに期待してんだろ俺………


つーか期待ってなんだよ。


ユカリが彼氏と別れてたらどぅだってんだ?


もし、別れてたら………


「お待たせ!」

突然の声に思考を中断する。

「あ、もう出てきた!このプリクラ機早い〜。」

俺の隣にある取り出し口からプリクラを引き抜くユカリ。


「見して。」

「待って。」

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