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君の笑顔2

[583]  カトリ  2007-05-05投稿

「航、怒った?」

優希は、航のとなりに座り顔を覗き込む。


「…萌えた…」


航は優希を抱き寄せ、キスする。


優しくて、温かくて、もっと触れて欲しくなる。


「…もっとして?」


優希は航の頬にそっと触れる。


「こらっ。…優希…。」


航を待ちきれず、優希は航の唇をふさぐ。


「…こら。」


「ん?」


「おしまい。」


航はソファーから立ち上がる。


「帰っちゃうの?」


上目遣いを使ってみる。


「俺は逆に優希といると勉強が手につかなくなりそう…」


「モヤモヤしてるからだよ。先にスッキリさせちゃったりする?」


優希も立ち上がり、航の肩に手を掛ける。


「…すんごい、誘惑だな。」


航は優希の耳元で囁く。

そのまま耳、首元にキスをした。


「こういう女、嫌い?」


「こういう優希もたまらない。」


熱いキスをする。

息をするのを忘れてしまう程のキス。


気が遠くなる。


「…ん…。航…」

優希は、航から離れようとするが、航は離さない。


「止まんないよ?俺。」


再びキスをする。

「航…寝室…いこ?」


航は初めて、優希の寝室に入った。

すぐに、優希の手を引き、ベッドに座る。


「あっ!ちょい待ち!」


優希は本棚の引き出しから、小箱を出す。


「俺、持ってるよ?」


ズボンのポケットから財布を出し、中からコンドームを出す航。


「それは、とっておいて。うちでする時はこれ使っていいよ?」


「ん。わかった。」

航は優希をそっとベッドに寝かせる。


「優希、先に言っておくけど。」


「ん?」


「俺、初めてだからね?」


「…うん。…ごめんね。私は違うよ?」


「そんなんは、気にしないよ。ただ、優希を気持ち良くさせられるか、自信ない…」


「…航が気持ち良ければ、それで私は気持ち良くなれるから。
航の好きにして?」


優希は航のネクタイを取り、ワイシャツのボタンを一つずつはずしていった。

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