紫苑【ニ】
時が過ぎた……
僕にはいつしか恋人が出来ていた
学生時代の知り合い。
偶然会い、何度か遊びに行き
付き合うようになっていた
しかし僕は彼女を本気で愛せなかった
僕の心の中にはまだ君がいたから…
君に出逢ってから、もう時間が経ち過ぎた。
なのに君を忘れられない
今でも君の事を想い続けている自分に気付いた
ある日、彼女は僕に別れを告げた
彼女は僕の気持ちに気付いていたのか…
その後、僕は雨の中歩いていた
気が付くと、君と出逢った公園にいた
そう、あの時の君と同じように…
そして僕はそっと瞳を閉じた
…目を開けた
そこに君がいた
夢じゃない
幻でもない
君はあの時と同じように僕に微笑みかける
僕は君に話しかけようとした
君は僕の口を塞いだ
君は去って行こうとする
僕は君に問いかけた
『君は誰なの?』
僕にはいつしか恋人が出来ていた
学生時代の知り合い。
偶然会い、何度か遊びに行き
付き合うようになっていた
しかし僕は彼女を本気で愛せなかった
僕の心の中にはまだ君がいたから…
君に出逢ってから、もう時間が経ち過ぎた。
なのに君を忘れられない
今でも君の事を想い続けている自分に気付いた
ある日、彼女は僕に別れを告げた
彼女は僕の気持ちに気付いていたのか…
その後、僕は雨の中歩いていた
気が付くと、君と出逢った公園にいた
そう、あの時の君と同じように…
そして僕はそっと瞳を閉じた
…目を開けた
そこに君がいた
夢じゃない
幻でもない
君はあの時と同じように僕に微笑みかける
僕は君に話しかけようとした
君は僕の口を塞いだ
君は去って行こうとする
僕は君に問いかけた
『君は誰なの?』
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