雑務部3
凛は頬を赤らめて挨拶した。
「お、お久しぶりです、山ノ井さん」
ほのかは幸四郎と凛が両想いなのではと密かに感じていた。
「柳副部長、お久しぶりで」
つんけんした感じでほのかは挨拶した。自分が幸四郎の彼女だと勝手に思っているほのかは、凛を恋敵だと勝手に思っていた。
「ほのかさん、お久しぶりです」
「君たち二人は何やってんだ最近、学校中で壁やら床にへばりついている奇妙なカップルが目撃されて、来客の方々にもたまに見られてるらしいぞ。勘弁してくれ」
ほのかはある一語に飛びついた。
「カップルだなんて・・・!もう!ねぇ?山ノ井くん!」
ひとりで照れているほのかをよそにいつの間に持ってきたのか、幸四郎は缶コーヒーを悠長に飲んでいた。
「わ、私たち、まだ付き合ってないよねー?」
「え?あ、うん」
ほのかは内心激しく落ち込んだ。
「そこは良いんだよ!俺が言ってるのは山ノ井幸四郎が校内風紀を雑務とやらで乱しているのが悪いと言ってるんだ」
「ああ、タダシーはマナー部部長だから注意してるわけか」
幸四郎が他人事のように言った。
「お、お久しぶりです、山ノ井さん」
ほのかは幸四郎と凛が両想いなのではと密かに感じていた。
「柳副部長、お久しぶりで」
つんけんした感じでほのかは挨拶した。自分が幸四郎の彼女だと勝手に思っているほのかは、凛を恋敵だと勝手に思っていた。
「ほのかさん、お久しぶりです」
「君たち二人は何やってんだ最近、学校中で壁やら床にへばりついている奇妙なカップルが目撃されて、来客の方々にもたまに見られてるらしいぞ。勘弁してくれ」
ほのかはある一語に飛びついた。
「カップルだなんて・・・!もう!ねぇ?山ノ井くん!」
ひとりで照れているほのかをよそにいつの間に持ってきたのか、幸四郎は缶コーヒーを悠長に飲んでいた。
「わ、私たち、まだ付き合ってないよねー?」
「え?あ、うん」
ほのかは内心激しく落ち込んだ。
「そこは良いんだよ!俺が言ってるのは山ノ井幸四郎が校内風紀を雑務とやらで乱しているのが悪いと言ってるんだ」
「ああ、タダシーはマナー部部長だから注意してるわけか」
幸四郎が他人事のように言った。
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