携帯小説!(PC版)

トップページ >> 恋愛 >> 三日間の奇跡〜完〜

三日間の奇跡〜完〜

[213]  ユーヤ  2007-05-06投稿
ふと、また真っ白の部屋に僕はいた。


『美樹!!!』

『こんばんは、たっくん。また会えたね。』

美樹だった。二日連続で美樹に会えた。

でも…心なしか美樹が薄く見えた。


そんなことも忘れ僕はまた美樹と話をいっぱいした。


前と同じで学校のことなどいろいろ話した。


『朝だね。学校いってらっしゃいたっくん。』


『また会いたいよ…美樹。』


バッ!!

朝か……僕は目覚めてしまった。


『学校にいこう…』


めんどくさがりながら学校に向かった。


学校が終わって家に帰ると今までと同様で眠気が襲ってきた。


『美樹が、よんでる。』

僕は逆らわずにすぐに眠りについた。


『たっくん!』


『よっ美樹!!』


『今日はねたっくんに言わなきゃいけないことがあるの……。』


『なんだよ?』


『私…もぅ行かなきゃいけないの……』


『え…?嘘だろ…?
なんでだよっ!!今まで通り夢で会えばいいじゃねぇかよっ!!』


『ごめんね…もぅ時間がないの…』


『ま、待てよ!!
まだ話すこといっぱいあんだよ!学校のこと友達のこととかさ!!
それに……まだ肝心なことおまえに伝えてないんだよ!!』

『俺は…俺は………………おまえが好きなんだ!!』


『馬鹿みたい!!』


『え?』

『死んだ人にそんなこといっちゃって!!そんなこと………』


ポロ…美樹が泣いていた。


『ごめんな…生きている間に言えなくて…。』


『ありがとう…たっくん。嬉しかったよ。』


『美樹……。』


『じゃあ行くね……。』


『美樹!!!』


『たっくん、もぉ前に進んで?私はあなたのことを見守るから。
だから…精一杯前に進んで…じゃないと…許さないんだからね!』


『美樹……。』


そうゆうと彼女は消えた。


この三日間は神がくれた奇跡だった。

でも絶望の僕は消えた。


彼女の言葉で僕は前に進んでいける。


朝……目を覚まして見た日の出はいつもより眩しかった。

感想

感想はありません。

「 ユーヤ 」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

新着小説作品

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス