雑務部12
「学長はこの件をもみ消した。ということですか」
凛がエントランスで正に尋ねた。
「もちろん良くないが・・・俺達だけで終わらせた方が良い気もする」
そして凛が口を開いた。
「山ノ井幸四郎に会いましょう」
「ねーむれー、ねーむれー、はーはぁのーうーでーにぃ」
ほのかは幸四郎の背をポンポン叩きながら子守歌を歌っていた。
「み・・・宮岸くん・・・」
幸四郎の寝言を言い始めたので、ほのかは耳を傾けた。
「宮岸くん・・・・・・・・・うるさい」
「あ、ごめん」
しかしほのかはしつこく幸四郎の寝顔を見続けた。
幸四郎は嫌がったのか寝返りを打って反対を向いた。
「ちぇっ、だって子守歌が嫌いって言うから」
ほのかはいじけたが、拍子に携帯電話が光っているのに気づいた。二つ並べておいていた幸四郎の方だ。
「タダシー・・・ああ、マナー部部長の岡野さんか」
ほのかは勝手に電話に出た。
「もしもし、山ノ井です」
「そ、その声は、宮岸さん!」
「はい、そうですけど」
ふたりきりの時間を邪魔され、ほのかは少し苛ついていた。
凛がエントランスで正に尋ねた。
「もちろん良くないが・・・俺達だけで終わらせた方が良い気もする」
そして凛が口を開いた。
「山ノ井幸四郎に会いましょう」
「ねーむれー、ねーむれー、はーはぁのーうーでーにぃ」
ほのかは幸四郎の背をポンポン叩きながら子守歌を歌っていた。
「み・・・宮岸くん・・・」
幸四郎の寝言を言い始めたので、ほのかは耳を傾けた。
「宮岸くん・・・・・・・・・うるさい」
「あ、ごめん」
しかしほのかはしつこく幸四郎の寝顔を見続けた。
幸四郎は嫌がったのか寝返りを打って反対を向いた。
「ちぇっ、だって子守歌が嫌いって言うから」
ほのかはいじけたが、拍子に携帯電話が光っているのに気づいた。二つ並べておいていた幸四郎の方だ。
「タダシー・・・ああ、マナー部部長の岡野さんか」
ほのかは勝手に電話に出た。
「もしもし、山ノ井です」
「そ、その声は、宮岸さん!」
「はい、そうですけど」
ふたりきりの時間を邪魔され、ほのかは少し苛ついていた。
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