あたしは?
「あ〜…わっ忘れ物…」
とっさに嘘をついた。
「お前よく忘れるなぁ」
「あ〜…はは」
どうしよう…普通にしたいのに気持ちが焦る…
本当は忘れ物なんかないから…帰らなくちゃ…
なのに体が勝手に動いてしまう…
空っぽの机の中をゴソゴソと探すフリをしてる…
「どした?」
「…えっ、あぁあの忘れ物がない!どっかいった!どうしよ!」
「え〜ヤバいじゃん。探さないと。俺も一緒に探してやるよ。忘れ物て何?」
ほんとにどうしよ…『忘れ物何?』って聞かれても…
「あのっシャーペン!」
シャーペンなんかちゃんと持ってるし!パニックになってきた…
「どんなシャーペン?」
「ん〜…ちょっと細目で…水玉模様で…青いやつ」
「細目で青い水玉模様か…。おしっ!探そう!どこに落ちてっかなぁ〜」
探さなくていいよ!
だって…落としてなんかないんだもん!忘れてすらないんだもん!
どうしよう…
今更言えないよ…
なんなら、もう正直言っちゃう?
探さなくていいからって
忘れ物なんかしてないからって…
でも、それを言って木之本君は…なんて思うんだろうか…
あたしを変な奴って思う?
嫌な奴って思う?
確かに思われても仕方ないよね…
そんで、そんな風に思われたくない、嫌だっていう気持ちで頭の中がいっぱいのあたしは、あの時となんら変わりなんかないんだ…って思った。
とっさに嘘をついた。
「お前よく忘れるなぁ」
「あ〜…はは」
どうしよう…普通にしたいのに気持ちが焦る…
本当は忘れ物なんかないから…帰らなくちゃ…
なのに体が勝手に動いてしまう…
空っぽの机の中をゴソゴソと探すフリをしてる…
「どした?」
「…えっ、あぁあの忘れ物がない!どっかいった!どうしよ!」
「え〜ヤバいじゃん。探さないと。俺も一緒に探してやるよ。忘れ物て何?」
ほんとにどうしよ…『忘れ物何?』って聞かれても…
「あのっシャーペン!」
シャーペンなんかちゃんと持ってるし!パニックになってきた…
「どんなシャーペン?」
「ん〜…ちょっと細目で…水玉模様で…青いやつ」
「細目で青い水玉模様か…。おしっ!探そう!どこに落ちてっかなぁ〜」
探さなくていいよ!
だって…落としてなんかないんだもん!忘れてすらないんだもん!
どうしよう…
今更言えないよ…
なんなら、もう正直言っちゃう?
探さなくていいからって
忘れ物なんかしてないからって…
でも、それを言って木之本君は…なんて思うんだろうか…
あたしを変な奴って思う?
嫌な奴って思う?
確かに思われても仕方ないよね…
そんで、そんな風に思われたくない、嫌だっていう気持ちで頭の中がいっぱいのあたしは、あの時となんら変わりなんかないんだ…って思った。
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