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普通⇒happen!⇔

[292]  姫嬢 葵  2006-02-18投稿
「あっ!お前と―――!!」
この言の葉が一つの終わりの、そして全ての始まりの合図。

『ザーーッ…ザー』
雨のヤリが刺さる。もう何時間、この雫に浸ってるのだろう。
「寒い…」
ただいまの季節、冬2月。晴れている日でも寒いのに雨の日なら尚更だ。しかも雨に打たれてるのだから寒さ3倍増。
と、そんな当たり前のことを言った私の頭を撫でる手が出現した。
「そりゃ寒い(ポン?)!ま〜だ学校に残ってたんだ。つーか、ほんとお前何してんだょ、そんなとこで(呆れ)」
「うぉっ!?って上滝君!!?」
「お前[うぉっ?!]って…もっと女らしい驚き方ねぇーのかよ」
「うるさい!アンタこそ[お前]っつーな(怒)」
「はぁ…。かわいさは純粋に0だな(憐)」
「ほっとけ(怒)」
こいつのせいで今までの感情が一気に吹っ飛んだ。残念なことに寒さは残ったままだが。
「やっぱりお前変な奴だよな〜。クラスで1,2を争う面白さだぞ、アハハ(笑)」
「失礼な!!普通じゃ!!」
軽く憤慨しながらスクっと立って歩きだす。そして彼は横に並んでついてくる。この渡り廊下の土曜日に。


さて?。
ここはありきたりな場所。
そんなありきたりな会話。

『そんなもの』から
不思議と波乱がおきるものとは思いもしない今日この頃です…全く私たちはどうなることやら(‐д‐;)

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