永遠(最後の嘘の続編です)
☆先に「最後の嘘」を読んでね☆
《由紀、同窓会こないんだって??家忙しい??二次会からは??》
友人の理花からのメールだった。
あれから3年。
由紀は平穏な日々を過ごしていた。
胸に秘めた想いが、由紀を朗らかにしていた。
悟…
元気かな…
悟の好きな洋楽を聴く度、桜並木の下を歩く度、飛行機雲を見つける度。
同じ空の下に悟がいる。
同じ風に吹かれている。
私は、それだけで、生きて行ける。
そして、あなたに想ってもらえていると思うだけで、幸せだと感じる。
だから、現実を目の当たりにするのが怖い。
あれから3年。
あなたの横には違う女性がいるかもしれない。
私の事など忘れてしまっているかもしれない。
だから…
同窓会当日、22時、由紀の携帯が鳴った。
着信 理花
「もしもし?」
『…由紀?』
電話の声は、理花ではなかった。
「…悟…。どしたの?」
『ん〜。理花が由紀呼べって。全然無理そう?』
悟の声、変わっていない…
「…うん…今日は無理かな…」
悟に会うのが、怖い。
『由紀、会いたい。顔だけ見せて。』
悟…
「……」
『由紀?3年分、充電させて?由紀の笑顔みるだけで、俺は幸せだから。…ね?』
「…うん。」
由紀は眠りについた、夫と子供を横目に、家を飛び出した。
悟…
「由紀!」
悟に呼んで欲しかった名前。
そのまなざしで見つめて欲しかった。
微笑んで欲しかった。
触れる事は叶わなくても…
「悟、久しぶり。」
あなたにも、私の笑顔を目に焼き付けて欲しい。
声を覚えておいて欲しい。
だから、絶対に泣かないよ。
とびっきりの笑顔を見せるから。
だから、ずっと、あなたを想っていていい?
《由紀、同窓会こないんだって??家忙しい??二次会からは??》
友人の理花からのメールだった。
あれから3年。
由紀は平穏な日々を過ごしていた。
胸に秘めた想いが、由紀を朗らかにしていた。
悟…
元気かな…
悟の好きな洋楽を聴く度、桜並木の下を歩く度、飛行機雲を見つける度。
同じ空の下に悟がいる。
同じ風に吹かれている。
私は、それだけで、生きて行ける。
そして、あなたに想ってもらえていると思うだけで、幸せだと感じる。
だから、現実を目の当たりにするのが怖い。
あれから3年。
あなたの横には違う女性がいるかもしれない。
私の事など忘れてしまっているかもしれない。
だから…
同窓会当日、22時、由紀の携帯が鳴った。
着信 理花
「もしもし?」
『…由紀?』
電話の声は、理花ではなかった。
「…悟…。どしたの?」
『ん〜。理花が由紀呼べって。全然無理そう?』
悟の声、変わっていない…
「…うん…今日は無理かな…」
悟に会うのが、怖い。
『由紀、会いたい。顔だけ見せて。』
悟…
「……」
『由紀?3年分、充電させて?由紀の笑顔みるだけで、俺は幸せだから。…ね?』
「…うん。」
由紀は眠りについた、夫と子供を横目に、家を飛び出した。
悟…
「由紀!」
悟に呼んで欲しかった名前。
そのまなざしで見つめて欲しかった。
微笑んで欲しかった。
触れる事は叶わなくても…
「悟、久しぶり。」
あなたにも、私の笑顔を目に焼き付けて欲しい。
声を覚えておいて欲しい。
だから、絶対に泣かないよ。
とびっきりの笑顔を見せるから。
だから、ずっと、あなたを想っていていい?
感想
- 7049: 変わらない想いって、多分ないよね? [2011-01-16]
- 7076: きっとこの2人にはあるよ!!航みたいな人に巡り合いたいな…(>_<) [2011-01-16]
- 7275: カトリです☆感想ありがとうございます! [2011-01-16]