紫苑【五】
夜が明けた
僕はふらつく足取りで会社に向かった
仕事中、君の事が頭から離れない
君が僕を見る冷たい瞳
もう逢う事は出来ないのか
あの店に行く勇気がない…
けれど君に逢いたい
仕事が終わり、家に帰った
服を着替えようとした時、
上着のポケットに何かが入っている事に気付いた
僕は何かを取り出した
小さなオモチャの指輪
何処かで見た事があるような…
ふと、頭の中に君が浮かんだ
これは君のものなのか?
…と同時に昔の記憶が蘇ろうとする
思い出せない…
遠い昔の記憶−
僕と君…そしてこの指輪?
「紫苑」
僕は思い出せないまま眠りについた
……。
(此処は何処だ?)
何か懐かしい
僕の前に少女が立っていた
少女は僕に微笑みかける
…君みたいに
そして少女は僕に手招きをし、走って行く
僕は少女を追いかける
何処まで走ったのか
少女を見失ってしまった
呆然と立ちつくしていると、少し離れた所に人が倒れているのに気付いた
近いてみた
倒れていたのは君だった
僕は君に触れようとする
君は目を覚まし僕を見た
そして僕に何か伝えようとした……
(夢…?)
君は何を言おうとしたのか
あの少女は…
僕は指輪を握りしめていた
僕はふらつく足取りで会社に向かった
仕事中、君の事が頭から離れない
君が僕を見る冷たい瞳
もう逢う事は出来ないのか
あの店に行く勇気がない…
けれど君に逢いたい
仕事が終わり、家に帰った
服を着替えようとした時、
上着のポケットに何かが入っている事に気付いた
僕は何かを取り出した
小さなオモチャの指輪
何処かで見た事があるような…
ふと、頭の中に君が浮かんだ
これは君のものなのか?
…と同時に昔の記憶が蘇ろうとする
思い出せない…
遠い昔の記憶−
僕と君…そしてこの指輪?
「紫苑」
僕は思い出せないまま眠りについた
……。
(此処は何処だ?)
何か懐かしい
僕の前に少女が立っていた
少女は僕に微笑みかける
…君みたいに
そして少女は僕に手招きをし、走って行く
僕は少女を追いかける
何処まで走ったのか
少女を見失ってしまった
呆然と立ちつくしていると、少し離れた所に人が倒れているのに気付いた
近いてみた
倒れていたのは君だった
僕は君に触れようとする
君は目を覚まし僕を見た
そして僕に何か伝えようとした……
(夢…?)
君は何を言おうとしたのか
あの少女は…
僕は指輪を握りしめていた
感想
感想はありません。
「 viola 」の携帯小説
- 一人ぼっちの朝
- 人間恐怖症
- 許せる?許せない?
- Memory on a day in summer〜?
- Memory on a day in summer〜?
- 本当に怖いモノは…【第一話】
- 教えて欲しい