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特務戦艦ホーリー・ピーコック45

[317]  宵待夜霧  2007-05-10投稿
「ご苦労だったな。」

遠雷のように低く響く声で男性は言った。

「いえ、十分以上の成果がありましたし。」

アリアが言うと、男性はこちらに目を向けた。
その値踏みするような視線に気押されそうになったが、気合で敬礼の姿勢をとった。

「ツバサ=オオトリ軍曹であります!」

すると男性は薄く笑うと、
「報告は聞いている。
中々優秀らしいな。
私はこの部隊の総司令を勤めている デウス=オリンポスだ。
彼女が選んだ人物なら間違いは無いだろう。
期待している。」

と、右手を差し出してくる。
それを握り返しながら、

「ご期待に沿えるよう、頑張ります!」

と、答えると、提督は満足そうに頷いた。

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