dis-[67]
――
――‐‐‐
〜司令官室〜
祐希達の初搭乗から2日。
瑞枝はそれから現在までの報告を、司令官室にておこなっていた――
瑞枝「…のため、…を…‥へ、……‥しました。――その後、フェ=イヴェリスはターゲットである第二出現の使真(ジ使真)の撃破に成功、撃沈。その場周辺の調べはすでに終了しています。
尚、DSDW内での戦闘を行なったアユム=クロハ、ミカ=アイハラは、機体から降りた直後には身体数値に多少の異常があったものの、現在では回復。搭乗機体ロー=イヴェリスの、シホ=ナナセも安定しており、どちらも共に良好です。
それから、ユウキ=アサガワですが…――」
風間「桐咲、そこから先はこちらで整理する。」
瑞枝「…はい。では、以上を、世界上議会への報告文書と致します。」
文書のファイルを提出し、敬礼をする。
里山「ご苦労だったね、桐咲大佐。文書は、上議会に上げておきますよ」
そういったのは風間の座っている司令官席のすぐ傍らにたっていた、副司令官里山玄(サトヤマゲン)だった。
風間よりも上の年齢。シュンショウな風間の性分とは打って変わって、穏和そうな雰囲気を持っている。
瑞枝「いえ、副司令。では失礼いたします。」
瑞枝はくるりと向きをかえ退室した。
扉が閉まる。
里山「…貴之」
里山が静かに言った。
風間「なんだ里山"副司令官"」
それに対して、風間は押さえ付けるような口調で返す。
里山「ふん…そんなもので私はだまらんよ。――彼は何者だ?」
風間「……」
里山「ひょっとして彼は、オマエと同――…」
“ピピッ――
第一課研究区の者です。”
そこへ、里山の言葉をかき消すように呼出アラームが鳴る。
風間「入れ」
そう風間が許可すると“失礼します”と言いながらその研究員は入室した。
里山「……」
用件はというと、どうやら祐希の乗っていたフェイヴェリスのデータ収集が滞ってきているらしく、そのことについてだった。
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〜司令官室〜
祐希達の初搭乗から2日。
瑞枝はそれから現在までの報告を、司令官室にておこなっていた――
瑞枝「…のため、…を…‥へ、……‥しました。――その後、フェ=イヴェリスはターゲットである第二出現の使真(ジ使真)の撃破に成功、撃沈。その場周辺の調べはすでに終了しています。
尚、DSDW内での戦闘を行なったアユム=クロハ、ミカ=アイハラは、機体から降りた直後には身体数値に多少の異常があったものの、現在では回復。搭乗機体ロー=イヴェリスの、シホ=ナナセも安定しており、どちらも共に良好です。
それから、ユウキ=アサガワですが…――」
風間「桐咲、そこから先はこちらで整理する。」
瑞枝「…はい。では、以上を、世界上議会への報告文書と致します。」
文書のファイルを提出し、敬礼をする。
里山「ご苦労だったね、桐咲大佐。文書は、上議会に上げておきますよ」
そういったのは風間の座っている司令官席のすぐ傍らにたっていた、副司令官里山玄(サトヤマゲン)だった。
風間よりも上の年齢。シュンショウな風間の性分とは打って変わって、穏和そうな雰囲気を持っている。
瑞枝「いえ、副司令。では失礼いたします。」
瑞枝はくるりと向きをかえ退室した。
扉が閉まる。
里山「…貴之」
里山が静かに言った。
風間「なんだ里山"副司令官"」
それに対して、風間は押さえ付けるような口調で返す。
里山「ふん…そんなもので私はだまらんよ。――彼は何者だ?」
風間「……」
里山「ひょっとして彼は、オマエと同――…」
“ピピッ――
第一課研究区の者です。”
そこへ、里山の言葉をかき消すように呼出アラームが鳴る。
風間「入れ」
そう風間が許可すると“失礼します”と言いながらその研究員は入室した。
里山「……」
用件はというと、どうやら祐希の乗っていたフェイヴェリスのデータ収集が滞ってきているらしく、そのことについてだった。
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