もう恋はしない?
当然、感の鋭い阿部やんは変に思ったのだろう。
「今日、電話待ってるで」
と、楽しげに言った。
やっぱりか……ガクッ。
『恋やな』
電話越しに阿部やんが言うもんだから、赤い頬が更に熱くなる。
「そんな、イキナリなっ!」
あ、何か食べてんな、阿部やん。おそらくポテトチップか何かだろう。向こうでパリパリ言ってる。
『珍しい事とちゃうやん。水城は今までそんな事言われた免疫がないから、初めて言われて一瞬にして恋に落ちた訳や』
そうなんだろうか…。まだ実感がない。
ちなみに家に誰もいないのを確認してから、電話している。
だって何か恥ずかしくない?こーゆうの聞かれると。
「阿部やん、私どうしたらいいんだろ」
カーテンの隙間が開いているのに気付いて直そうとする。
が、窓の外に人影を見つけて手を止めた。
「みっ、水嶋君!」
驚きの余り、携帯を床に落とす。
『はぁ?水嶋?』
直ぐ様、携帯を拾い上げ
「ゴメン、後で連絡する」
とだけ伝えると、電源も切らずにベットの上に放り投げた。
そして慌てて玄関を飛び出したのだった。
「今日、電話待ってるで」
と、楽しげに言った。
やっぱりか……ガクッ。
『恋やな』
電話越しに阿部やんが言うもんだから、赤い頬が更に熱くなる。
「そんな、イキナリなっ!」
あ、何か食べてんな、阿部やん。おそらくポテトチップか何かだろう。向こうでパリパリ言ってる。
『珍しい事とちゃうやん。水城は今までそんな事言われた免疫がないから、初めて言われて一瞬にして恋に落ちた訳や』
そうなんだろうか…。まだ実感がない。
ちなみに家に誰もいないのを確認してから、電話している。
だって何か恥ずかしくない?こーゆうの聞かれると。
「阿部やん、私どうしたらいいんだろ」
カーテンの隙間が開いているのに気付いて直そうとする。
が、窓の外に人影を見つけて手を止めた。
「みっ、水嶋君!」
驚きの余り、携帯を床に落とす。
『はぁ?水嶋?』
直ぐ様、携帯を拾い上げ
「ゴメン、後で連絡する」
とだけ伝えると、電源も切らずにベットの上に放り投げた。
そして慌てて玄関を飛び出したのだった。
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