ゴポ…ゴポ…
「此処は何処だろう？」
見渡す限りの闇。その闇の中、僕は独り浮かんでいた
「水の中みたいだ…寒くて、怖くて、寂しい、なのに」
僕は左手を胸に当てて…
「何処か温かい、何故だろう？」
確かに胸が温かいような？気のせいかも。それにしても本当に何も無い、無の世界と言うものだろうか……何なんだろう此処っと言いますか何で僕は此処に居るんだろう？あー…何か考えるのもドウデモ良くなって来ちゃった。
〈…！…っ!!ディ…!?…〉
？…何だろ今のは、声？そう声だ。酷く懐かしいような。僕はその声がまだ聞きたくて、もっと良く耳を傾けた
〈ディ…オ…ディオ!!何でこんな事に…も…早く来ていたら、クッ…うっう〉
泣き声？誰の泣き声だろう？僕の知ってる人かな…
〈ディオ!!〉
？またあの人の声だ何だか今度は怒ってるような？
〈…!!いいか…きろ！ディオ！〉
ディオ？何だろ。何の名前かな？
〈何寝ぼけ…んだ！オ…!!ディオ！〉
ディオ…そうか
〈充電タンクはとっくに満タンなん…！さっさと起きろ！このクソ…郎!!〉
そうだ、ディオって僕の…
「いい加減起きろ!!このっクソロボット!!!!」
はっ！と気が付いた瞬間、僕の目の前に拳が飛んできた
「へ!?」
僕は突然の出来事に目を丸くするしか無かった…これからどうなったかは、話さなくても解るだろう。僕に飛んできた拳は、見事に僕の顔面にヒットして、空中を２m飛んだ。「あぁ何時もと変わらない朝が来たんだね」と僕は思った。そう言えば…さっきの世界は何だったんだろ？夢？夢だったのかな？僕にも夢なんて見れたんだ…薄れてく意識の中でそんな事を考えた、その後…僕は床に壮絶に不時着した…

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