特務戦艦ホーリー・ピーコック48
しらずしらずのうちに、窓に張り付いて《ホーリー・ピーコック》を眺めていたが、再び景色が高速で流れる壁に戻った。
窓から顔を離すと、額と手の跡がくっきり残っていた。
慌てて手で消して、ひとつ咳払いをしてから、後ろでその様子をニコニコと見ていたアリアに疑問をぶつけた。
「今の、戦艦なんですか?それにしては小さいような…武装もみえなかったし。」
さっきも言ったように、この時代、戦艦は1000mオーバーが普通だ。
しかし先程の船はおそらく500mくらいしかなかっただろう。
これは巡洋艦・駆逐艦クラスのサイズだ。
更には、艦表面にほとんど武器らしき物が見受けられなかった。
砲塔などが無いのだ。
戦艦としては珍しい。
アリアは驚いたような顔をして言った。
「あらら。頭の回転が早いのね。
確かに小さいけど戦艦よ。全長は523m。サイズは小さくても性能は折り紙つきよ。
武装に関しては…おいおいわかると思うわ。
…で、他に気付いた事は?」
と、意地の悪そうな顔で聞いてきたアリアに俺は答えた。
「その型式番号、本当ですか?
だとしたら…まさか…?」
窓から顔を離すと、額と手の跡がくっきり残っていた。
慌てて手で消して、ひとつ咳払いをしてから、後ろでその様子をニコニコと見ていたアリアに疑問をぶつけた。
「今の、戦艦なんですか?それにしては小さいような…武装もみえなかったし。」
さっきも言ったように、この時代、戦艦は1000mオーバーが普通だ。
しかし先程の船はおそらく500mくらいしかなかっただろう。
これは巡洋艦・駆逐艦クラスのサイズだ。
更には、艦表面にほとんど武器らしき物が見受けられなかった。
砲塔などが無いのだ。
戦艦としては珍しい。
アリアは驚いたような顔をして言った。
「あらら。頭の回転が早いのね。
確かに小さいけど戦艦よ。全長は523m。サイズは小さくても性能は折り紙つきよ。
武装に関しては…おいおいわかると思うわ。
…で、他に気付いた事は?」
と、意地の悪そうな顔で聞いてきたアリアに俺は答えた。
「その型式番号、本当ですか?
だとしたら…まさか…?」
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