後ろに注意(和喜の場合)3
「はぁ・・・」
本日14回目の溜め息をついた。龍飛が数えるだけでも9回目である。とうとう本から視線を話して机につっぷしている和喜の後頭部を眺めて言う。
「何でそう溜め息を何回もつけるな?」
「あぁ?・・・あぁ・・・さつき絡みだと何時もこうだよ。」
それきり二人の会話は切れた。沈黙が二人の周りに漂い、重い空気になっている。沈黙を破ったのは甲高い黄色い声だった。
「おぃっす!元気か龍喜達!」
はっきり言って喧しい声だ。教室でもうるさいのだから図書室では、尚うるさい。
絶妙な角度で龍飛は声の主を睨んだ。
「何の用だ?黄色い声で騒ぐな。それにリュウキとは何だ?」
幼稚園児なら軽く泣き喚く眼光で睨む龍飛。
「おぉ恐っ!流石『龍眼飛刃』だ。」
龍飛は『龍眼飛刃』の異名を取っている。龍のような眼で睨み、まるで刃が飛び回るように近寄り難い。近寄ったらただでは済まないと言われている。
「質問に答えろ七輝。」 さらに恐怖度を上乗せした眼で睨む。ヤクザより恐いかもしれない。しかし、何故か七輝には効かない。
「用ってほどのことはないよ。それと龍飛と和喜を略して龍喜。解った?」
「解りたくないがな。」 「あらそぅ。説明してそんしたかも。」
本日14回目の溜め息をついた。龍飛が数えるだけでも9回目である。とうとう本から視線を話して机につっぷしている和喜の後頭部を眺めて言う。
「何でそう溜め息を何回もつけるな?」
「あぁ?・・・あぁ・・・さつき絡みだと何時もこうだよ。」
それきり二人の会話は切れた。沈黙が二人の周りに漂い、重い空気になっている。沈黙を破ったのは甲高い黄色い声だった。
「おぃっす!元気か龍喜達!」
はっきり言って喧しい声だ。教室でもうるさいのだから図書室では、尚うるさい。
絶妙な角度で龍飛は声の主を睨んだ。
「何の用だ?黄色い声で騒ぐな。それにリュウキとは何だ?」
幼稚園児なら軽く泣き喚く眼光で睨む龍飛。
「おぉ恐っ!流石『龍眼飛刃』だ。」
龍飛は『龍眼飛刃』の異名を取っている。龍のような眼で睨み、まるで刃が飛び回るように近寄り難い。近寄ったらただでは済まないと言われている。
「質問に答えろ七輝。」 さらに恐怖度を上乗せした眼で睨む。ヤクザより恐いかもしれない。しかし、何故か七輝には効かない。
「用ってほどのことはないよ。それと龍飛と和喜を略して龍喜。解った?」
「解りたくないがな。」 「あらそぅ。説明してそんしたかも。」
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