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センチュリオン

[332]  網走太郎  2007-05-17投稿
満月が照らす大都会…
そびえ立つ摩天楼の屋上に、不気味な四つの影が現れた。
四つの影はしばらく摩天楼から眼下の景色を見下ろしているようだった。やがて、月の光によって四つの影の姿が映し出された。
右端の影は、侍のようだが、笠を被っていて顔は分からない。腰に携えた二本の刀が異様な存在感を放っていた。
その隣の影はチャイナ服の様な長いコートを来た長身の男。やはり鼻から下はコートの襟部分に隠れ、顔は判別できないが、両腕の鉤爪の様な武器が怪しく輝く。
次の影は、西洋風の甲冑に身を包んだ大男。右手に巨大なランスを、左手には巨大な盾を構えている。
最後に左端の影は、西部劇に登場するガンマンの様な格好をした男。スカーフの様なもので顔を隠し、左の人差し指でピストルをくるくる回している。
どの男も都会には…いや現代には似つかわない奇妙な風貌。更に四人全員が顔を隠している…
四つの影は、満月が雲に隠れると、静かにその場から姿を消した。

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