猫のバラクーダ?
バラクーダは舞台の主人公のくせに全くやる気がなく前足をピンと延ばし天を仰ぐ様にあくびをしてる始末だ。まあこいつにもやるせない事とか上下関係とか失恋とか不景気だとか家族の事とかいろいろあるのかもしれないなあ。何故だか自分に当てはめて考えてしまう。もし言葉が話せれば「そんな事ねーよ。一緒にしないでくれ!てかお前ががんばれよ」って猫に励まされそうで恐い。
あらかた嫌いな物以外は食べ終わり煙草でも吸おうかとジッポーを点けようとしたらどうやらガス欠で火が点かない。あ〜あ〜と思って目線をあげたらバラクーダが目を細めて、まるで俺のを貸そうか?と言わんばかりにこっちを見ている。正直持ってるなら借りたいと思った。
その時バラクーダの更に先のベンチに座っている浮浪者風の老婆が手招きしている事に気が付いた。
あらかた嫌いな物以外は食べ終わり煙草でも吸おうかとジッポーを点けようとしたらどうやらガス欠で火が点かない。あ〜あ〜と思って目線をあげたらバラクーダが目を細めて、まるで俺のを貸そうか?と言わんばかりにこっちを見ている。正直持ってるなら借りたいと思った。
その時バラクーダの更に先のベンチに座っている浮浪者風の老婆が手招きしている事に気が付いた。
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