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スモーキーピンク10

[203]  葉月  2007-05-19投稿
「そんな言い方ないでしょ」
恭子が、仲澤亮に詰め寄る。
「言い方どうこうじゃない、この仕事はひとりであげる仕事じゃない」
口調は変わらないのに、とても強さを感じる声で、はっきりと伝わってくる。
「ひとり相撲で出来る物なんて、たかがしれてる。自己満足の世界だな…」
「仲澤君!!」
恭子の叫ぶような声で、仲澤亮は、話すのを止めた。そして無言で、表情をしめたまま部屋を出て行った。「こっこえ?」
「新人潰しみたぃ」
「ゆなちゃん可哀相…」
同期から、それぞれ言葉が漏れたが、正直どうでもよかった。
「ゆな気にしない、気にしないって言っても、難しいか」
恭子チーフが、気を使ってくれているのは、明らかだった
「大丈夫です。認めてもらうまで、頑張ります。」
それが、精一杯だった。
まだ仕事の「し」の字もしていないのに…
ただ…なんだか見透かされてる気がした。

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