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後ろに注意(和喜の場合)5

[192]  星空の海  2007-05-19投稿
龍飛と七輝に別れを告げ、図書室を後にした。図書室を出ても、七輝の茶化す声と龍飛の怒った声が絶え間無く廊下まで響いていた。最終的に、司書の静かにしなさい!で静寂が戻った。その間、和喜は笑いを堪えていたが、口がどうしても緩んでしまっていた。
靴を履き替えて駐輪場までトコトコ歩く頃には、さつきの事しか頭に無い。少々語弊の有る表現では有るか、実際そうなので仕方が無い。
自転車に鍵を差し込み、ガチャッという音から数秒後、和喜は自転車に跨がり、走り始めた。
「はぁ・・・」
もう数えるのを止そうと考えることにした。キリがない。
学校脇の坂を下りた所の信号で止まり、青になるのを待ち始めた。ここの信号は無駄に長い。時差式だからなのだろう。 待ち時間を利用してこれからどうするか考えることにした。
さつきは今夜泊まりに来る。・・・否、あいつは手も足も早い。恐らく俺が帰る頃には、
「こんにちは〜泊まりに来ました〜。」
とでも言ってズカズカ転がり込むに違いない。昔からそうだ。小学校6年生の頃、風呂から上って、部屋に入ったら不自然にベットが膨らんでいた。案の定犯人はさつきだった。勿論俺が混乱したことは言うまでもない。

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