目の見えない猫
目の見えない猫はいつも幸せそうだった。
僕は鳥だ。とても目がいい。
「やぁ猫さん。」
「こんにちは鳥さん。」
「猫さんは目が見えないのに、どうしていつも幸せそうなんだい?」
「そうだな…例えば、鳥さんが悲しかったらどんな顔をするんだい?」
「うーん、泣いた顔かな。」
「そう。私はそんな泣き顔を見なくて済むんだ。それに私がニコニコ幸せそうにしてたら、鳥さんもつられて幸せな気持ちにならないかい?」
「うーん、なるかも。」
「私はいつも、みんなの幸せそうな顔を頭の中で想像してるんだ。」
「だからいつも幸せそうなんだ…僕がいつも哀れな目で猫さんを見てるのに。」
僕は鳥だ。とても目がいい。
「やぁ猫さん。」
「こんにちは鳥さん。」
「猫さんは目が見えないのに、どうしていつも幸せそうなんだい?」
「そうだな…例えば、鳥さんが悲しかったらどんな顔をするんだい?」
「うーん、泣いた顔かな。」
「そう。私はそんな泣き顔を見なくて済むんだ。それに私がニコニコ幸せそうにしてたら、鳥さんもつられて幸せな気持ちにならないかい?」
「うーん、なるかも。」
「私はいつも、みんなの幸せそうな顔を頭の中で想像してるんだ。」
「だからいつも幸せそうなんだ…僕がいつも哀れな目で猫さんを見てるのに。」
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