携帯小説!(PC版)

トップページ >> ホラー >> 本当の実話【5】

本当の実話【5】

[770]  真希  2007-05-21投稿
友達は無言で私の話を聞いていたが、私が話終えた時。
「その子が、どう言う自殺をしたのかは分からないの?」
と聞かれたが、さすがにそこまでは知らなかった。
友達が言うには、女の子が水に関係する自殺をしている場合、水場に現れるそうだ。

調べようとしたが、さすがに気が引けた…。調べるにしても、どうやって調べればいいのか。全く分からなかった。

「アンタには見えないのだから、余り刺激しないで少し様子をみた方がいい」

と言われ、私はそうする事にした。友達のように霊感がある訳でもないので、どうすればいいのか分からず、友達の言う通りにするしかなかった。
それからは、何事もなかった。ベッドで、うなされる事もなくなり体調もよくなった。
そして、女の子の事も忘れかけていた頃。

家に1人でベッドに横になり、本を読んでいた時だった。

【ドン!!】

と、ベッドの下から蹴り上げられるような振動がして、私の体も動いた様に感じた。
私の体は実際には、動いていないと思う。でも、かなりの振動を感じた。
私は、飛び起きてベッドの下を見た。
何もない。
気のせい…?と、その時は思う事にした。
それから、その振動は何日間か続いた。
その内に振動に慣れてきていた。私が精神的に疲れているのだと、勝手に思い混んでいたのだ。

そんな時、また振動が来た。
いつもの振動と違う…。
ベッドが前にズレたのだ。私は、ハッキリ見た。私の体もベッドと共に動いたのだから、信じずには、いられなかった。

ベッドから恐る恐る起き上がり、ベッドを見ると…壁にピッタリと寄せてあった筈のベッドが前にズレている。
女の子が1人、座れるくらいの隙間を作って…。

また…言い様のない恐怖を感じた。
霊感があるなら、今確実にその隙間に女の子が見えるのだろう。
ベッドに背を向ける勇気がなく、ベッドを見ながらリビングに向かい携帯を片手に、外へ出た。続く

感想

  • 7149: あーベッドに寝転びながら読んだのは間違いだった? [2011-01-16]

「 真希 」の携帯小説

ホラーの新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス