携帯小説!(PC版)

着信

[216]  ふく  2007-05-22投稿
君はとても気まぐれで
いつも私から電話をする時は『今は気分じゃない』と冷たくあしらわれる

だから私から電話をしたりしない
何時間でも何日でも何ヶ月でもいい
どんなに長くても待っていられた

君の声が聞きたいから
君の存在を感じたいから

君が話したくなったらいつでもかけてきて欲しい

電話が鳴らない日は寂しくなる
だからこそ明日に繋がる
明日への期待や希望だけで生きて行ける
君からの着信音は大好きな曲にしているだけどあまり意味を成さない
何故なら通話ボタンを押すまでに三秒も保たないから
恥ずかしい
待ちわびていたのがバレてしまうような気がしていた

君からの着信音が途切れてしまう前に
君の気分が変わってしまわぬように
ただ必死だった

携帯を眺める日が続く
溜め息が出る

『今日も…』
諦めかけた時
携帯が光る
大好きな曲が携帯から流れる

待ち遠しかった
嬉しかった
心臓が震えた
伸ばした手が
通話ボタンを押す手がわずかに震えていた


『もしもし』
受話器から聞こえる君の声に胸が熱くなる

『もしもし』
かすれそうになる声を発した瞬間
頬が熱くなる

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