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DO YOU REMEMBER ME??

[193]  ナナ  2007-05-22投稿
最近気づいたら咳をしている。痰が異様にからむのだ。

「そろそろ、寿命かな?」

ふっと一人で冗談をイイながら空を見上げる流音。空にはひとつ大きな雲がある。

「あのぉ…すいません。」

少年といってもいいくらいの、子供っぽい声がした。流音は自分に話かけられてることに気づいて、ペンをとめ、前をむいた。

「はぁ。どうしたんですか??」

自分と同じか少し大きいくらいの男がたっている。

「今、何時かわかりますかね??時計も人も見当たらなくて。」

男は少し困った顔をした。

「あぁ。今ですか??1時15分ですよ。授業が始まってから5分たちます。」

男は周りをきょろきょろ見る。

「授業始まってるんですか!?どおりで静かなわけだ!!あなたがここで何してるか聞いてもいいですかね??」

男はカバンをよっこらせとかけ直す。

流音が黙っていると、男は少しかがんで流音の顔をのぞいた。

「…すいません。聞いちゃいけなかったですかね??」

「あ、ちょっと疲れて、休んでるんです。」

流音はハァとため息をついてみせた。

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