携帯小説!(PC版)

トップページ >> 日記 >> 西日のあたる部屋で

西日のあたる部屋で

[383]  美里  2007-05-23投稿

涙なんてもう出ないと思ってたのに

キッチンの戸棚から取り出したお弁当箱を洗いながら、気付いたらポツポツ涙があふれてた。


このお弁当箱を使ってあげたのはたったの一度だけだったね。

あの朝の笑顔を、
あなたはもう忘れたかな。


人の記憶はあいまいで
そのくせ感情だけは
まるで波のように
ひいては戻る

そして、いつだって
そこからあたしを動けなくする。



思いどうりにならない毎日にもがいても、それでもあたしはこの手を伸ばし続けるよ


西日のあたるこの部屋で


この場所に

あなたが居ても、居なくても。

感想

感想はありません。

「 美里 」の携帯小説

日記の新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス