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特務戦艦ホーリー・ピーコック63

[332]  宵待夜霧  2007-05-24投稿
ジョカは心底気の毒そうな顔で言った。

「我が隊、《特務大隊、ホーリー・ピーコック中隊》は、基本的に能力重視で人材を集めている。
しかし…なぜか今まで集まったのは女性ばかりでな…。
艦の乗員、150人全員が女性で構成されているんだ。」

「…もう少し解りやすくお願いします…。」

混乱していて、よく頭が働かない。

「つまり〜♪」

アリアがことさら明るく言う。

「151人目のツバサ君が、この中隊始まって以来初の男性隊員なので〜す☆
おめでとー♪ぱちぱちぱちー☆」

つまり…女だらけの中に…男は俺ひとり…?

百倍ぐらい重くなった体を振り向かせ、背後に立っていたエリナを見る。

エリナは申し訳無さそうに……ゆっくり、大きく頷いた。

グラリ…。

突如視界が回りだした。
体に力が入らない。
ぐるぐると回る視界に、遂に俺は立っていられなくなり床に倒れこんだ。

「ツバサ君!?」

「オ、オオトリさん!?
大丈夫ですか!?」

「お、おいっ、オオトリ軍曹っ!?しっかりしろっ!エリナっ!救護班を呼べ!」

自分の選択を呪いながら、俺の意識は闇に呑まれた。

感想

  • 7166: ハーレム!キタ━━━(゜∀゜)━━━!! [2011-01-16]

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