もう恋はしない?
〜日曜日〜
私は水嶋君とゲームセンターへ行く事に。
あの後、水嶋君が誘って来て私がOKした訳で…。何で私を誘ったのか訊ねたら、
『阿部さんから水城ちゃんがゲーセン好きだって聞いたもんだから』
ってにこやかに言われた。
もちろんデタラメ。
だけどせっかく阿部やんが作ってくれたチャンスとやららしいし断る事は出来なかった。
で、今こうして緊張しながら水嶋君を待っているんだけど…。
(早く着き過ぎたよ)
日曜だからか、カップルが目立つ。
…。
(うわー何か、デートっぽいっ)
一人で照れてみたり。
何か人の視線が恥ずかしかったから、隣の雑貨屋さんを覗いてるフリした。
(あ、これ水嶋君に似合いそう…)
入り口付近の棚に、鮮やかなオレンジのヘッドフォン。元気カラーが彼のイメージにぴったりはまる。
「お前、それはないだろー」
(え…?)
後ろで聞き覚えのある声。
ドクン!
ずっと前から知ってる、ずっと追っていた声。
すぐその声の主に気付いて、身を隠すようにした。
笑いながらすれ違う、長身の影。
(…行った?)
鳴り止まない鼓動を無理やり抑える。
足音が遠退いたのを確認して、そっと振り返った。
!!!
私は水嶋君とゲームセンターへ行く事に。
あの後、水嶋君が誘って来て私がOKした訳で…。何で私を誘ったのか訊ねたら、
『阿部さんから水城ちゃんがゲーセン好きだって聞いたもんだから』
ってにこやかに言われた。
もちろんデタラメ。
だけどせっかく阿部やんが作ってくれたチャンスとやららしいし断る事は出来なかった。
で、今こうして緊張しながら水嶋君を待っているんだけど…。
(早く着き過ぎたよ)
日曜だからか、カップルが目立つ。
…。
(うわー何か、デートっぽいっ)
一人で照れてみたり。
何か人の視線が恥ずかしかったから、隣の雑貨屋さんを覗いてるフリした。
(あ、これ水嶋君に似合いそう…)
入り口付近の棚に、鮮やかなオレンジのヘッドフォン。元気カラーが彼のイメージにぴったりはまる。
「お前、それはないだろー」
(え…?)
後ろで聞き覚えのある声。
ドクン!
ずっと前から知ってる、ずっと追っていた声。
すぐその声の主に気付いて、身を隠すようにした。
笑いながらすれ違う、長身の影。
(…行った?)
鳴り止まない鼓動を無理やり抑える。
足音が遠退いたのを確認して、そっと振り返った。
!!!
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