ゆりかご「初恋編?」
俺は学校へ向かう途中、皐月に出会った。
「おはよ!」
「あぁ、おはよ。」
「ねぇ、昨日このみから聞いたよぉ〜?見ちゃったんだって〜?」
「なんだ、あいつ言ってたのか。」
「大変だったわね〜、相当怖がってたよ?」
「そっか、そりゃあな。」
「ねぇ・・?」
「なに?」
「人に見られたって本当?」
「ああ、この目で見たよ。片腕しか見えなかったけど。」
「前にここで起こった事件のこと知ってる?猟奇殺人のやつ。」
「あ〜、前にニュースでやってたな。結構昔だけど犯人は主婦の遺体を上半身と
下半身に解体。その場を目撃した警官を襲い、失明させ、耳をえぐったって。」
「結局犯人は捕まらないで迷宮入りしたんだよね。」
「なんだよ・・、脅かすつもりか?」
「そ、そんなんじゃないって!ちょっと似てるからさ・・。」
「んなことあってたまるかぁ、ないない。」
「このみには言えないね^^」
「当たり前だ。」
そんな話をしながらクラスへ入ると、このみは居なかった。
「あれれ?先生、このみは休み?」
「このみさんは体調が悪いみたいで欠席です。」
「昨日のことでか?」
「かもよ〜、帰りお見舞いいこうね。」
放課後になるとミホと加奈、ミホの友達の浩太君達と一緒にこのみの家へ向かった。
「あ、みんなきてくれたんだ、ありがと。」
「昨日のことか?」
「うん・・、警察の人が昔の事件のことを話しをしてそれから・・その・・。」
「大丈夫、大丈夫!この皐月が保障するって!」
「はやくお姉ちゃんも元気になってね。」
「うん、みんなありがと。」
「明日は学校こいよ!」
「優君、明日は創立記念日だよ〜。」
「あ、はははは、そうだったな。」
どうやら大丈夫そうだったので安心した。そう、明日は休みだったんだ。
予定もないので図書館で例の事件について調べてみることにした。
「ただいま〜」
誰も居ない。そうだ、まだ両親は帰ってきていない。
早く帰ってきて電話線直してもらわないと・・。
「電話線・・。」
今日の朝、皐月と話した事件のことが頭をよぎった。
もしあの時見られたのが例の『犯人』だったら・・。
背筋がゾッとしたと同時に窓のカーテンを急いで閉めようとしたとき・・人影・・。
何千とある歯車のなか、たった1個なのだ
そのたった一個が噛み合ってしまった。
歯車が増した回転はガッシリと力強く、動く。
「おはよ!」
「あぁ、おはよ。」
「ねぇ、昨日このみから聞いたよぉ〜?見ちゃったんだって〜?」
「なんだ、あいつ言ってたのか。」
「大変だったわね〜、相当怖がってたよ?」
「そっか、そりゃあな。」
「ねぇ・・?」
「なに?」
「人に見られたって本当?」
「ああ、この目で見たよ。片腕しか見えなかったけど。」
「前にここで起こった事件のこと知ってる?猟奇殺人のやつ。」
「あ〜、前にニュースでやってたな。結構昔だけど犯人は主婦の遺体を上半身と
下半身に解体。その場を目撃した警官を襲い、失明させ、耳をえぐったって。」
「結局犯人は捕まらないで迷宮入りしたんだよね。」
「なんだよ・・、脅かすつもりか?」
「そ、そんなんじゃないって!ちょっと似てるからさ・・。」
「んなことあってたまるかぁ、ないない。」
「このみには言えないね^^」
「当たり前だ。」
そんな話をしながらクラスへ入ると、このみは居なかった。
「あれれ?先生、このみは休み?」
「このみさんは体調が悪いみたいで欠席です。」
「昨日のことでか?」
「かもよ〜、帰りお見舞いいこうね。」
放課後になるとミホと加奈、ミホの友達の浩太君達と一緒にこのみの家へ向かった。
「あ、みんなきてくれたんだ、ありがと。」
「昨日のことか?」
「うん・・、警察の人が昔の事件のことを話しをしてそれから・・その・・。」
「大丈夫、大丈夫!この皐月が保障するって!」
「はやくお姉ちゃんも元気になってね。」
「うん、みんなありがと。」
「明日は学校こいよ!」
「優君、明日は創立記念日だよ〜。」
「あ、はははは、そうだったな。」
どうやら大丈夫そうだったので安心した。そう、明日は休みだったんだ。
予定もないので図書館で例の事件について調べてみることにした。
「ただいま〜」
誰も居ない。そうだ、まだ両親は帰ってきていない。
早く帰ってきて電話線直してもらわないと・・。
「電話線・・。」
今日の朝、皐月と話した事件のことが頭をよぎった。
もしあの時見られたのが例の『犯人』だったら・・。
背筋がゾッとしたと同時に窓のカーテンを急いで閉めようとしたとき・・人影・・。
何千とある歯車のなか、たった1個なのだ
そのたった一個が噛み合ってしまった。
歯車が増した回転はガッシリと力強く、動く。
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