携帯小説!(PC版)

トップページ >> ミステリ >> 時神 第二章

時神 第二章

[481]  ぴー  2007-05-27投稿
タイムストッパ…。
俺は迷わずそのメールをクリックした。

第二章

クリックと共に出てきた画面はアダルトサイトのモノだった。
ちっ…なんだよ。結局こんなんかよ。俺は深いため息をし、右上の閉じるをクリックした。
カチッ…
…。
カチカチッ…
…。
どうなってんだコレ!?消えねーよ!
画面にはまだアダルトサイトが表示されてる。
カチカチカチカチ…
くっそ、これならどうだ!…俺はパソコンの電源ボタンを強く叩いた。
気の抜けるような音と共に画面から光が消えた。
…ハァハァ
俺は少し冷や汗をかいていた。
フゥー…ちょい焦ったぜ。
その時だった…ピコンッ!ウィーン。
何故かまたパソコンが起動し始め、画面に光がともった。
俺は目を丸くした。

先ほどのアダルトサイトは消え、今度はオカルトなサイトが表示されていたのだ。
そのサイトにはある文字が打たれていた。
『タイムストッパガ、ホシインダロ?』
俺は生まれて初めてパソコンが怖いと感じた。
しばらく唖然としていると次の文字が書き足され始めた。
『アンタノ有り金ゼンブで一箱ユズッテヤル』
その言葉のあとに二つの選択肢が現れた。
俺は正直ゾクゾクしていた。一種の恐怖と期待…俺は誰のせいでこんな生活におちいっている?会社の誰かのせいだ。俺を首にしたやつに復讐できるなら金はいらなかった。
カチッ


俺は思いを込めクリックした。

『マイドアリガトウ、デハマタ』
…。

あれから三日。
なにも音沙汰もなかった。
当たり前だ。名前はもちろん、住所すら教えてないのだから。
通帳を見ても、金が減った形跡はなかった。

はぁーやっぱり嘘か…
そう呟いてソファに腰掛けたときだった。
ぼふっ。なにかを踏んだ感触がした。
ゆっくりと腰を上げて見てみると、そこには小包が置かれていた。おかしいな?さっきまではなにもなかったのに…
手にとりクルッと反転させてみたがどこも変わった様子はなかった。
俺は少し勇気を出し、袋を破いた。
中を覗くとそこには小さな箱が入って入るのが見えた。
俺は直感的にわかった。
タイムストッパだと…

感想

感想はありません。

「 ぴー 」の携帯小説

ミステリの新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス