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星空のココロ?

[302]  ボタン  2006-02-23投稿
 12月に入り学校も休みになった頃、私のあきらに対する思いは強くなるばかりだった。一緒に帰ることも当たり前だとみんな思っていたし、あきら自身もそう思っていた。他の学校の友達から見られて冷かされても「別に一緒に帰ったっていいじゃん?」って言ってくれる。あきらにとっては私に友達以上の感情はないからそう言ってくれるんだと分かってはいるけど、正直他の女の子とは違うってことが嬉しかった。私達の話の内容はお互いの元恋人の話。後悔してる事や、その時の裏話など。みほとの思い出を聞くのは正直そんなにつらくはなかった。みほはもうあきらに気はないし、完璧におわってることだったから。
 気付けばもうすぐクリスマス。友達はみんな彼氏とのデートで相手してくれないし…。それはあきらも一緒だった。でもサッカーの試合(あきらはサッカー部)があるらしくてそれどころじゃないみたい。今年は幸せなクリスマスは送れそうになかった。結局イブは負け組みと称してクラスの女の子5人と友達の家に泊まってドンちゃん騒ぎをした。クリスマスはそのメンバーでカラオケ三昧!!!カップルなんか気にしなかった。
 家に着いたのは8時頃で家族はみんなそろってた。みんなでケーキを食べながら楽しく過ごした後、私は部屋に入った。お気に入りのMDを聞きながら、ふと携帯に目をやるとメールが3通きていた。メルマガ・クラスの友達・そしてあきら…。最後にあきらのメールを見た。
<楽しいクリスマスを送ってますかぁ??!笑>
<もちろん!!!!新しぃ彼氏とデート?☆★邪魔しないでょぉ!!!>
<マジ!!??????>
<当たり前ぢゃん♪>
 ・・・・・・。
あきらから返信がこなくなった。もう12時過ぎてるし、試合で疲れてるんだろうなぁ…。と思い私も何だか幸せな気分で眠った。
今日から部活も休みに入り、起きたのは11時近くなってから。特にする事もなく、1人部屋の大掃除をしているとあきらからメールが来た。
<昨日はゴメン!!寝てしまった↓ で!!!彼氏って誰!?>
私はいないって送ったんだけどなかなか信じてくれなかった。笑
そんな他愛もないメールのやり取りを2時間ほどして私はやっと掃除を再開した。
 年が変わって2006年になった。私はこの1年でどれだけあきらに近ずけるだろうと心躍らせていた。だって私はまだあきらのココロに他の女の子がいたなんて知らなかったから…。

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