もう恋はしない(25)
外に飛び出した私を、水嶋君が出迎えていた。
「水嶋君…」
お互い顔を見合わせて、赤くなる。
「あのね、水嶋君さっきはごめん。嫌だったんじゃなくて、あのむしろ嬉しかったって言うか…その…」
慌てふためく、そんな私を彼が見つめている。
(ちゃんと、伝えなきゃ)
私は決心して、再び口を開いた。
「…やっと気付いたんだけど、私ね…」
「待って…」
水嶋君が私の言葉を遮った。
(えぇ!?)
何、フラれんの私!?マジですか!?
ちょっと青ざめて彼を見た。
「待って、俺に言わせて?」こくん、と唾を飲み込む。
「…俺、水城ちゃんより背は低いし、非力だと思われてるかもしれない」
そう言いながら少しずつ歩み寄ってくる。
「だけど、水城ちゃんを守れるように、絶対強くなるよ」
そして、目の前で立ち止まる。
「だから、一緒にいて欲しいんだ。うまく言えないけど…水城ちゃんが好きです」
頬を熱い物が伝う。それを水嶋君が拭って優しく抱き締めてくれた。
そして私は彼の温もりを感じながらこたえた。
「私も、水嶋君が好き」
私はこれからもずっと、あなたに恋してく。そして、口には出せないけど、愛していくよ、ずっと…。
END
「水嶋君…」
お互い顔を見合わせて、赤くなる。
「あのね、水嶋君さっきはごめん。嫌だったんじゃなくて、あのむしろ嬉しかったって言うか…その…」
慌てふためく、そんな私を彼が見つめている。
(ちゃんと、伝えなきゃ)
私は決心して、再び口を開いた。
「…やっと気付いたんだけど、私ね…」
「待って…」
水嶋君が私の言葉を遮った。
(えぇ!?)
何、フラれんの私!?マジですか!?
ちょっと青ざめて彼を見た。
「待って、俺に言わせて?」こくん、と唾を飲み込む。
「…俺、水城ちゃんより背は低いし、非力だと思われてるかもしれない」
そう言いながら少しずつ歩み寄ってくる。
「だけど、水城ちゃんを守れるように、絶対強くなるよ」
そして、目の前で立ち止まる。
「だから、一緒にいて欲しいんだ。うまく言えないけど…水城ちゃんが好きです」
頬を熱い物が伝う。それを水嶋君が拭って優しく抱き締めてくれた。
そして私は彼の温もりを感じながらこたえた。
「私も、水嶋君が好き」
私はこれからもずっと、あなたに恋してく。そして、口には出せないけど、愛していくよ、ずっと…。
END
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