消えない過去第37話
グループの中でも梶と赤坂の派閥に分かれていた。
梶に相原、赤坂に城が付いている。
三条はどちらにも付かず二人の間に位置しているらしい。
俺と真樹はどちらとも決めないで全員のヘルプをするように言われた。
その日から席にヘルプで座るように言われた。
いつものように灰皿や料理を運んでいると内勤の主任から声をかけられた。
ヘルプの仕事が入ったから水割りセットを持ってテーブルに行くように指示された。
他の新人達はうらやましそうに見ている。
俺達は緊張して何をしていいかわからないが、とりあえず真樹と二人で席に着いた。
城の席だった。
早い時間に話をしていたせいか、すこしほっとした。
今日からこの二人は、ヘルプで着くからとお客に紹介された。
俺は、「遼です。」と言って名刺をだしたら、城に
「おまえ人の客に名刺渡してどうすんだ。」と怒られた。
「他のテーブルでそんなことするなよ。誤解されるぞ。」
どうやらはお客を盗る行為はこの世界では、ご法度らしい。
客はホストの指名を替えることができないらしく、例え客を盗ったとしてもこの店では指名がもらえないのだ。
まして他のグループでやったら、いざこざになるから絶対するなと言われた。
お客はたまに友人を連れてくるときがある。
いっしょにきたお客のことをエダと言う。
枝にはどんどん名刺渡していいから、その時はがんばってアピールしろと言われた。
そうやって同じグループ内で客を増やしていくのだ。
この世界でも、いろいろと決まりがあって難しい。
一つずつ覚えていくしかなさそうだ。
梶に相原、赤坂に城が付いている。
三条はどちらにも付かず二人の間に位置しているらしい。
俺と真樹はどちらとも決めないで全員のヘルプをするように言われた。
その日から席にヘルプで座るように言われた。
いつものように灰皿や料理を運んでいると内勤の主任から声をかけられた。
ヘルプの仕事が入ったから水割りセットを持ってテーブルに行くように指示された。
他の新人達はうらやましそうに見ている。
俺達は緊張して何をしていいかわからないが、とりあえず真樹と二人で席に着いた。
城の席だった。
早い時間に話をしていたせいか、すこしほっとした。
今日からこの二人は、ヘルプで着くからとお客に紹介された。
俺は、「遼です。」と言って名刺をだしたら、城に
「おまえ人の客に名刺渡してどうすんだ。」と怒られた。
「他のテーブルでそんなことするなよ。誤解されるぞ。」
どうやらはお客を盗る行為はこの世界では、ご法度らしい。
客はホストの指名を替えることができないらしく、例え客を盗ったとしてもこの店では指名がもらえないのだ。
まして他のグループでやったら、いざこざになるから絶対するなと言われた。
お客はたまに友人を連れてくるときがある。
いっしょにきたお客のことをエダと言う。
枝にはどんどん名刺渡していいから、その時はがんばってアピールしろと言われた。
そうやって同じグループ内で客を増やしていくのだ。
この世界でも、いろいろと決まりがあって難しい。
一つずつ覚えていくしかなさそうだ。
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