はじめてのバレンタイン
先輩は友達と一緒に歩いていたが、「今しかないよ!」私の横でニヤニヤと笑う友達。
一応用意したんだしなぁ…。
歩いてくる先輩に近付いた。
「あの…これ…」
照れたように先輩が何も言わずに微笑んだ。
私が先輩を好きなことは、先輩は知っていた。
告白はしたことなかったけど、周りからの噂なんかでバレバレだった。
先輩は受けとりすぐ歩き出し、しばらく後ろ姿を眺めていた。
さっきまでのテンションの低さが嘘のようにドキドキしている。
「渡しちゃったぁ!」
そう叫び、友達の方を振り返る…と、先輩が歩いてきた方から今度は女の先輩達が歩いてくる。
先輩の彼女だった…。
私が今まで告白できなかったのも、彼女持ちの人に恋をしてしまったから。
見られた…?
一気に気まずさが襲う。
彼女は、私達を通りすぎ先輩の元へ駆け寄った。
はっきり見えた。赤い包みを渡しているのが。
私も緑なんかじゃなく、赤とかにすればよかった…。
いや、私はやっぱり渡すんじゃなかった。ただでさえ失敗作のチョコが、余計悲しいもんに見えた。
あの時、付き合ってるんだから、他でいくらでも渡す機会あるだろー。なんて思ったけど、彼女の気持ち、今では分かる…。
一応用意したんだしなぁ…。
歩いてくる先輩に近付いた。
「あの…これ…」
照れたように先輩が何も言わずに微笑んだ。
私が先輩を好きなことは、先輩は知っていた。
告白はしたことなかったけど、周りからの噂なんかでバレバレだった。
先輩は受けとりすぐ歩き出し、しばらく後ろ姿を眺めていた。
さっきまでのテンションの低さが嘘のようにドキドキしている。
「渡しちゃったぁ!」
そう叫び、友達の方を振り返る…と、先輩が歩いてきた方から今度は女の先輩達が歩いてくる。
先輩の彼女だった…。
私が今まで告白できなかったのも、彼女持ちの人に恋をしてしまったから。
見られた…?
一気に気まずさが襲う。
彼女は、私達を通りすぎ先輩の元へ駆け寄った。
はっきり見えた。赤い包みを渡しているのが。
私も緑なんかじゃなく、赤とかにすればよかった…。
いや、私はやっぱり渡すんじゃなかった。ただでさえ失敗作のチョコが、余計悲しいもんに見えた。
あの時、付き合ってるんだから、他でいくらでも渡す機会あるだろー。なんて思ったけど、彼女の気持ち、今では分かる…。
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