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小悪魔な猫

[328]  藤原瑠璃香  2007-05-31投稿
突然呼び出された、放課後の生徒会長室。
生徒会室の一番奥に特別設けられた個室のドアを開けると、部屋の真ん中にはベージュの3人掛けのソファがある。
そこにいつもならソファの背もたれに掛けられている、薄手のローズピンクの毛布が丸まっている。というより、誰かが毛布に丸まっているのだ。
一瞬、中津清貴の頭を過ぎったのは、生徒会長が具合を悪くしたのではないかということ。大丈夫だろうかと声を掛けようとした、その時。
「清貴、ゴメン!」
勢いよくドアが開く。この部屋にそんな入り方ができるのは、この部屋の主である生徒会長である、湊だけだ。「HRが長引いちゃって。随分待たせた?」ドアより1歩分中にいた清貴に『天使の微笑み』と呼ばれている笑顔を向ける。
「いえ、俺も今来たばかりです」
身長170センチ弱、穏和すぎる外見とその性格から当初は生徒会長なんて務まるのかという疑問を投げ掛けられた湊だが、実務に関しては全く妥協しない、強い意思の持ち主なのだ。
そんな彼の最大の武器がこの笑顔。絶妙なタイミングで使いこなして、無理難題を乗り越えてきた。

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