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幸せな恋 ?

[212]  かのん  2007-06-02投稿
第一印象は、“最悪なヤツ”だった。

出会いは、美穂の彼氏の家だった。
「うちの彼氏、カッコイイだぁ〜!」
美穂が嬉しそうに言った。
「そうなんだぁ〜。」
「ひどい〜!すごく素っ気ない〜。」
この子は坂下美穂、小学校からの友達で、私逹は今中学生。
沢山喋りながら歩くとすぐに家についた。
「おじゃまします。」
ドアを開くと、笑い声が玄関まで聞こえてくる。
「勇太〜!!」
そう言ってリビングへ走っていった。
「ま、まってよ。」
私は狭い玄関で靴をぬいでいた。
そのとき、
ゴツッッ!!
「・・・痛っ。」
「あ〜ゴメンゴメン・・・。」
そいつはテキトウに謝ってリビングに入っていった。
「おぉ!はる遅いから〜」
中から聞こえる声・・・その人は“はる”って名前らしい。
私はイライラしながら中に入る。
はるは、なぜか悲しそうな表情・・・。
「も〜!遅い〜!」
「ごめん!」
「髪型すごい崩れてる!」
そう言って美穂は笑った。私はもっと機嫌が悪くなる、私ははるを睨んだ。
はるは気付いたらしく、私に言った。
「ジロジロ見んなキモいから・・・。」
私はとうとう爆発した、 「うるさいっ!あんたがぶつけるからっ!」
「話しかけんな・・・。」
「・・・。」
そいつはとっても怖いふいんきだった。
すごくきつく睨むはる。 私はリビングから飛び出した。
「祐希!?」
靴をはいてドアを強くしめた。
走って、走って、遠くの公園についた。
「はぁ・・・はぁ。」
私は公園のベンチに腰かけた・・・、最近いいことがなくて、彼氏と別れたばっか。別れかたが、
“飽きた”って理由。
遊ばれていたらしい、私は静かに涙を流した。

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