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殺し合いごっこ‐LAST CHAPTER‐10

[772]  龍角  2007-06-02投稿
1月27日
午前6時20分


佳奈美は目を覚ました。

佳奈美は気が付くと古い洋式の部屋のベットに寝かせられていた。
しかもパジャマに着替えさせられている。

佳奈美は何故、どうして自分がここにいるのか、そしてここに来るまでの記憶を思い出そうとした。

覚えているのは、道路に広がる死体。

佳奈美を睨む女の生首。

女の血を吸う強烈な殺気を放つ紅い眼の青年。

そしてその青年に抱き締められて優しく「安心しろ。」と言われた事…





『こんな事・・・あり得ない。
夢よ・・・夢。』

佳奈美はあまりにも非現実的な記憶を夢と思い込んだ。


しかしあの死体の放つ血生臭い臭い。

そして青年の手の温もり。


とても夢だけでは説明が付かない。

夢なのか現実なのか?そう考えていると、ドアが開いてシルバーの長い髪の美女。


そして佳奈美を抱き締めたあの青年が部屋へと入って来た。


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