たった一つの真実11
『夏 11』
宏介は次の日から二日 仕事を休んだ。
二日目の夜 僕は、少し心配になり宏介の携帯に電話をしてみた。
「はじめです。身体は大丈夫ですか」
宏介は何もかわらない様子で
「はじめ 心配してくれて有難う。明日から仕事 行くからな」
僕は、昨日と今日あった たわいもない話しをいくつかして電話を切った。
宏介は次の日 本当に変わらない様子で現場に来た。
「はじめ 暑いなぁ それにしても」
いつもと同じセリフ。
「宏介さん 今日 晩飯一緒にどうですか」
まだ 昼にもなってないのにと笑われたが
「そうするか」と宏介。
いつもと変わらない仕事に会話。
僕は、この時 ずっとこう云う生活が続く事に 何の疑いも持っていなかった。
休みの日は必ず 宏介や理子 そしてチエや貴子とも一緒に遊んだ。
宏介は身体の調子が悪いみたいで この頃からカプセル錠のサプリをよく飲んでいた。
調子が悪いせいか 元気な時とそうでない時の差が、とにかく激しかった。
そして、少しずつ 痩せて来てるのが僕にも判った。
「はじめ 俺 ちょっと休業するわ」
そう宏介が僕に言って来たのは 8月の終わり頃。
休業と云っても寮を出て自分で部屋を借りて移るみたい。
それに 会社は辞めていたようだ。
「宏介さん そのアパートは遠いんですか」
「はじめの家からなら寮より近いわ」
僕は、嬉しいやら悲しいやら。
「遊びに行ってもいいですか」
宏介は「もちろん」と笑う。
その代わり引越しは理子と一緒に手伝ってもらうからと。
今度は 僕が「もちろん」
宏介の身体の事も心配だったので ゆっくりと身体を治してほしいと云うのが僕の気持ち。
その数日後、宏介は引越しをした。
もちろん僕も手伝ったが理子が仕事で来れないとの事で替わりにチエと貴子が来た事には とにかく驚いた。
どうやらチエは理子の事を知って宏介と付き合っているようだ。
先日 貴子と食事をしていた僕は、その事を僕だけ知らなかったことに少し 拗ねはしたが、無事に引越しは終わった。
それから数日後、僕は宏介と食事をすることを約束して その日はチエと貴子を送り そのまま帰路に着いた。
宏介は次の日から二日 仕事を休んだ。
二日目の夜 僕は、少し心配になり宏介の携帯に電話をしてみた。
「はじめです。身体は大丈夫ですか」
宏介は何もかわらない様子で
「はじめ 心配してくれて有難う。明日から仕事 行くからな」
僕は、昨日と今日あった たわいもない話しをいくつかして電話を切った。
宏介は次の日 本当に変わらない様子で現場に来た。
「はじめ 暑いなぁ それにしても」
いつもと同じセリフ。
「宏介さん 今日 晩飯一緒にどうですか」
まだ 昼にもなってないのにと笑われたが
「そうするか」と宏介。
いつもと変わらない仕事に会話。
僕は、この時 ずっとこう云う生活が続く事に 何の疑いも持っていなかった。
休みの日は必ず 宏介や理子 そしてチエや貴子とも一緒に遊んだ。
宏介は身体の調子が悪いみたいで この頃からカプセル錠のサプリをよく飲んでいた。
調子が悪いせいか 元気な時とそうでない時の差が、とにかく激しかった。
そして、少しずつ 痩せて来てるのが僕にも判った。
「はじめ 俺 ちょっと休業するわ」
そう宏介が僕に言って来たのは 8月の終わり頃。
休業と云っても寮を出て自分で部屋を借りて移るみたい。
それに 会社は辞めていたようだ。
「宏介さん そのアパートは遠いんですか」
「はじめの家からなら寮より近いわ」
僕は、嬉しいやら悲しいやら。
「遊びに行ってもいいですか」
宏介は「もちろん」と笑う。
その代わり引越しは理子と一緒に手伝ってもらうからと。
今度は 僕が「もちろん」
宏介の身体の事も心配だったので ゆっくりと身体を治してほしいと云うのが僕の気持ち。
その数日後、宏介は引越しをした。
もちろん僕も手伝ったが理子が仕事で来れないとの事で替わりにチエと貴子が来た事には とにかく驚いた。
どうやらチエは理子の事を知って宏介と付き合っているようだ。
先日 貴子と食事をしていた僕は、その事を僕だけ知らなかったことに少し 拗ねはしたが、無事に引越しは終わった。
それから数日後、僕は宏介と食事をすることを約束して その日はチエと貴子を送り そのまま帰路に着いた。
感想
感想はありません。