ライブの夜?
「お前さぁ、何であれから電話してこなかったわけー?」
歩き出してユウジの第一声はそれだった。
「ユウジこそ電話してこなかったじゃん」
二人の喧嘩はささいなことだった。
「謝んのはいつも俺だったからさ、なんつーかたまには俺のプライドとかあって…」
ユウジは悔しそうにそうつぶやいた。
「俺もヤケんなって、金髪とかしてー俺反抗期かよなー」
笑うユウジにつられてユミも笑った。
「マジびっくりしたし。何金髪になってんだって」
「おし、じゃ金髪の俺とまた付き合ってみるか」
ユミの足が止まる。
「ちょっと…何言ってんの…サキがいるじゃん」
一気に空気が重くなる。
「俺は冗談でそういうこと言わねぇから。サキにはわりぃけど、今日ユミに会えてよかったと思ってる」
ユウジの視線は強かった。
「でも…」
しばらく沈黙で歩き続けた。
サキとは最近知り合ったばかりだったが、ユミにとって大切な友達だった。単なるバイトの仲間だけど、サキのことは大好きだったから、裏切ることなんてできないと思っていた。
駅についた。
「一人で電車乗れる?」
「あぁ、うん大丈夫」
「連絡すっから。それまで待ってて」
気持ちの整理は全然つかなかった。(続)
歩き出してユウジの第一声はそれだった。
「ユウジこそ電話してこなかったじゃん」
二人の喧嘩はささいなことだった。
「謝んのはいつも俺だったからさ、なんつーかたまには俺のプライドとかあって…」
ユウジは悔しそうにそうつぶやいた。
「俺もヤケんなって、金髪とかしてー俺反抗期かよなー」
笑うユウジにつられてユミも笑った。
「マジびっくりしたし。何金髪になってんだって」
「おし、じゃ金髪の俺とまた付き合ってみるか」
ユミの足が止まる。
「ちょっと…何言ってんの…サキがいるじゃん」
一気に空気が重くなる。
「俺は冗談でそういうこと言わねぇから。サキにはわりぃけど、今日ユミに会えてよかったと思ってる」
ユウジの視線は強かった。
「でも…」
しばらく沈黙で歩き続けた。
サキとは最近知り合ったばかりだったが、ユミにとって大切な友達だった。単なるバイトの仲間だけど、サキのことは大好きだったから、裏切ることなんてできないと思っていた。
駅についた。
「一人で電車乗れる?」
「あぁ、うん大丈夫」
「連絡すっから。それまで待ってて」
気持ちの整理は全然つかなかった。(続)
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