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2時間の旅

[315]  坂本一義  2007-06-05投稿
晴天という晴天、本当に雲のない空、目の前にある海の水平線がどこか、わからない位に蒼く吸い込れそうな世界が広がっている。宇宙から見た地球が青い星とかって言うけど、宇宙に行かなくても地球の青さはわかる。
この景色を時間の許すまま見ていたいが…
迷子中であり、今、自分がどこにいるのかすら、わからない…迷って出て来た場所がこの絶景〜っ
素晴らしい景色やぁ〜
って思ってる場合じゃない状況…とにかく来た道を戻って帰らなくては、
一人でぶらぶら遠出をしてみたものの…こんな事になるとは…。

来た道を戻って来たがイマイチ位置がわからない…しばらく目印にでもなる看板がないか探しながら車を走らせていると何やら看板あり、この先500m先右折、民芸博物館と書いてある。とりあえず今、何処にいるのか確かめる為にも行ってみる事にした。

−民芸博物館−
受け付けに行きロードマップを手に入れ位置を確認し、自分が何処にいるのかを把握する事が出来た。安心できた事で心に余裕も生まれ博物館を見学して帰ろうと思い、一通り見て周った。博物館の中は地元民芸に関する資料で綺麗に展示とかされていて、なかなかの博物館だった。出口を出て駐車場に向かう時、一人の女性が話しかけて来た「すいません、ちょっといいですか?」困った感じがしたので、話を聞くと、その女性は大学生であり民芸文化に興味があり夏休みを利用していろいろ旅をしてる事がわかった。この民芸博物館にもバスで来たのはいいが帰りのバスがほとんどなく、金銭的にタクシーを使う余裕はないらしく、できれば駅まで送って欲しいとの事、まぁ断る理由はないし、帰り道なので快く引き受けた。
こうして僕と彼女の旅が始まった。

続く



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