ドアーズ・2
7月4日―\r
昨日の夜中の男性は、何だったのだろう?
私の気のせい…?
そんな事を考えながら、夕飯の材料を買う為に商店街の道を歩いていた。
何かの視線を感じた。道を行きかう人たちを、ゆっくりと目で追う。
買い物客の先に昨日の夜中、廊下で倒れた作業着姿の男性がいた。
私の気のせいでは、なかったのだ。廊下で血を吐いて男性は倒れた…やっぱり現実だった。
男性は、歩き去ってしまう。
男性が気になり、後を付けることにした。
夕方という時間もあり、買い物客が多く男性を見失わない様に、追うのが精一杯だった。
買い物客が入り雑じる大通りから、狭い道に男性は曲がった。
男性を見失わない様に、急いで道を曲がった…が、男性はいなかった。
道は行き止まりなのに…。道を間違えたかと、男性を探したが男性は見つからなかった…。
それから、男性を見かける事はなく2週間が過ぎ、記憶から少しずつ男性の姿がなくなってきた頃。
暑いムシムシとする夜中。
気がつくと、もう深夜2時だった。
ドンドンドン…ドンドンドン!!!!
え…また…。
記憶が蘇る。また男性を見たら、どうしよう…恐怖の中、玄関のチェーンと鍵を開けドアを開ける。
外の廊下の光が部屋に射し込むだけで、誰もいなかった。
記憶の奥で、怖いと思っていて幻聴を聞いたのだろうか?
続く
昨日の夜中の男性は、何だったのだろう?
私の気のせい…?
そんな事を考えながら、夕飯の材料を買う為に商店街の道を歩いていた。
何かの視線を感じた。道を行きかう人たちを、ゆっくりと目で追う。
買い物客の先に昨日の夜中、廊下で倒れた作業着姿の男性がいた。
私の気のせいでは、なかったのだ。廊下で血を吐いて男性は倒れた…やっぱり現実だった。
男性は、歩き去ってしまう。
男性が気になり、後を付けることにした。
夕方という時間もあり、買い物客が多く男性を見失わない様に、追うのが精一杯だった。
買い物客が入り雑じる大通りから、狭い道に男性は曲がった。
男性を見失わない様に、急いで道を曲がった…が、男性はいなかった。
道は行き止まりなのに…。道を間違えたかと、男性を探したが男性は見つからなかった…。
それから、男性を見かける事はなく2週間が過ぎ、記憶から少しずつ男性の姿がなくなってきた頃。
暑いムシムシとする夜中。
気がつくと、もう深夜2時だった。
ドンドンドン…ドンドンドン!!!!
え…また…。
記憶が蘇る。また男性を見たら、どうしよう…恐怖の中、玄関のチェーンと鍵を開けドアを開ける。
外の廊下の光が部屋に射し込むだけで、誰もいなかった。
記憶の奥で、怖いと思っていて幻聴を聞いたのだろうか?
続く
感想
感想はありません。