携帯小説!(PC版)

嘘 ?

[211]  青空  2007-06-06投稿
彼女とのメールは何故か盛り上がった。
自分を19歳のままメールするのにもあまり苦労することなく素の自分でメールしていた気がする。
彼女も俺のメールで楽しんでるのが文面からわかっていた。
とにかく朝起きてから夜寝るまでメールは続いた。
そんなメールを続けて一週間くらい経った頃当時流行っていた迷惑メールが入ってくるようになっていた。その数は尋常ではないほどに膨れ上がっていきどうしようもない状況になってしまい俺は自分のアドレスを変える事に決めた。

普通ならメル友にもアドレス変えようと思ってるんだぁとか話していてもおかしくないはずなのに何故か俺は彼女にその事を伝えようとはしていなかった。
今考えるとちょっと飽きてきてたのかもしれない。
それと俺が住んでいる町から彼女の住んでいる町までは500キロも離れていたからこの先メールしてても何も発展はないだろうと自分自身で見切りを付けていたのかもしれない。

そして彼女に伝えないままアドレスを交換してしまう。
それからも俺は出会い系でメールしてくれる女の子を探しながら何人かとメールを続けていた。
誰も相手してくれなくても彼女のことを思い出すことはなかった。

そんな毎日が二週間くらい続いたある日、休みで家に居た俺は暇だったからいつものサイトを開いて女の子の投稿ページを眺めていた。

そこで他のコ達の投稿とは全く違った内容の投稿を見つける。
ん?人を探してるみたいだなぁ。
え?これって俺の事じゃん。
驚いた。
彼女がサイトを使って俺の事を探していた。
あたしが何かマズい事いいましたか?もう一度だけメールしてください。
ハッキリとは覚えていないがそんな内容だったと思う。

なぜか嬉しかった。
でも19歳と20歳もサバをよんでいる39歳のハゲたオヤジはすぐには返事は返せなかった。

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