ねぇ。
ねぇ。こっち向いて。
前を歩く彼の背中に向かって心の中でそっとつぶやく。
1mも離れてない距離。彼は振り向かない。
あたしの気持ちは届かないのかなぁ?
付き合ってるってなんだろ…いくら仲がよくっても、心は通じ合わないのかなぁ?
そんなもんなのかなぁ?
ねぇ。どうなの?
ただ無言で歩く彼の背中に問い掛ける。
何も言わない彼の背中を見るのが寂しい。
「…明日も…」
「ぇ…?」
彼が振り返らないまま言った。
「明日も…一緒に帰ろうな。ってゆぅか毎日!」
そう言った彼の耳は真っ赤で、普段すました顔してる彼とは真逆で、あたしはちょっと吹き出しちゃった。
「うんっ」
「…だからあんま泣くなよ。」
…なぁんだ。ちゃんと通じてた。
ちょっと涙ぐんでたのもバレ?で、恥ずかしいのと情けないのと嬉しいのがごちゃまぜになって、また涙がでてきた。
「…泣いてないもん。」
「ばぁか。ちゃんとわかんだよ。ほら!」
彼は振り向いてあたしの顔を服の袖でごしごしこすった。
ちょっと乱暴だけど、嬉しい。
「よし、行くぞ。」
そう言ってあたしの手をとってまた歩き出す。
こっちを向いた時の彼はちょっと赤くなってて、困ったように笑ってた。でも最後に見せた笑顔はすごく優しかった。
つないだ手があったかい。
心もあったかい。
さっきまで不安だったなんて嘘みたい。
疑って、ごめんね。
ちゃんと分かっててくれたんだね。
ありがと。
彼の背中はすごくあったかくて優しさがあふれてた。
前を歩く彼の背中に向かって心の中でそっとつぶやく。
1mも離れてない距離。彼は振り向かない。
あたしの気持ちは届かないのかなぁ?
付き合ってるってなんだろ…いくら仲がよくっても、心は通じ合わないのかなぁ?
そんなもんなのかなぁ?
ねぇ。どうなの?
ただ無言で歩く彼の背中に問い掛ける。
何も言わない彼の背中を見るのが寂しい。
「…明日も…」
「ぇ…?」
彼が振り返らないまま言った。
「明日も…一緒に帰ろうな。ってゆぅか毎日!」
そう言った彼の耳は真っ赤で、普段すました顔してる彼とは真逆で、あたしはちょっと吹き出しちゃった。
「うんっ」
「…だからあんま泣くなよ。」
…なぁんだ。ちゃんと通じてた。
ちょっと涙ぐんでたのもバレ?で、恥ずかしいのと情けないのと嬉しいのがごちゃまぜになって、また涙がでてきた。
「…泣いてないもん。」
「ばぁか。ちゃんとわかんだよ。ほら!」
彼は振り向いてあたしの顔を服の袖でごしごしこすった。
ちょっと乱暴だけど、嬉しい。
「よし、行くぞ。」
そう言ってあたしの手をとってまた歩き出す。
こっちを向いた時の彼はちょっと赤くなってて、困ったように笑ってた。でも最後に見せた笑顔はすごく優しかった。
つないだ手があったかい。
心もあったかい。
さっきまで不安だったなんて嘘みたい。
疑って、ごめんね。
ちゃんと分かっててくれたんだね。
ありがと。
彼の背中はすごくあったかくて優しさがあふれてた。
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