四つ葉のクローバー?
菊は慎二の問いに答えられなくて黙ってしまった。
「……菊、好きでもないのに付き合うのかょ…。」
「今から好きになるもんッ!てか慎二だって私と同じような事してんじゃん!」
慎二は黙ってしまった。「そうだな…。」
菊と慎二の話は終わってしまった。
それから菊と慎二は一緒に居る事も会話をする事もなくなった。
菊にとっては一番恐れていた事だった。
春。
菊と慎二は3年になった。
そして、この季節は菊の告白が失敗した季節でもあった。春が来る度あの時の事を思い出してしまって、胸が痛んだ。
そんな暖かい春が続いた日にだった。
菊は掃除当番で放課後、残って裏庭の掃除をしていた。
その日も慎二とは話もしていないし、まともに顔を合わせる事もしていなかった。
掃除が終わった頃、中庭で慎二と彼女がもめていた。それと共に、激しい雨がザァと降り始めた。
菊は屋根に非難して二人を見ていた。
彼女のほうはボロボロに泣いていて、慎二はずっとうつむいていた。
慎二が悪いのか頬を彼女にバシッと叩かれ、彼女は去っていってしまった。
雨の音でかき消されて菊は何が何だか分からなかった。
その時、バタッと慎二が倒れた。
菊は驚きと心配で真っ青になった。
つづく
「……菊、好きでもないのに付き合うのかょ…。」
「今から好きになるもんッ!てか慎二だって私と同じような事してんじゃん!」
慎二は黙ってしまった。「そうだな…。」
菊と慎二の話は終わってしまった。
それから菊と慎二は一緒に居る事も会話をする事もなくなった。
菊にとっては一番恐れていた事だった。
春。
菊と慎二は3年になった。
そして、この季節は菊の告白が失敗した季節でもあった。春が来る度あの時の事を思い出してしまって、胸が痛んだ。
そんな暖かい春が続いた日にだった。
菊は掃除当番で放課後、残って裏庭の掃除をしていた。
その日も慎二とは話もしていないし、まともに顔を合わせる事もしていなかった。
掃除が終わった頃、中庭で慎二と彼女がもめていた。それと共に、激しい雨がザァと降り始めた。
菊は屋根に非難して二人を見ていた。
彼女のほうはボロボロに泣いていて、慎二はずっとうつむいていた。
慎二が悪いのか頬を彼女にバシッと叩かれ、彼女は去っていってしまった。
雨の音でかき消されて菊は何が何だか分からなかった。
その時、バタッと慎二が倒れた。
菊は驚きと心配で真っ青になった。
つづく
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