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SK!P-1

[410]  やいせ  2007-06-08投稿
結局、隣の席は帰りのHRまで空いていた。
始業式が終ってから3日、高校生活のスタートダッシュから不登校かよ
そのご主人様がいない椅子を暫く視ていると後ろから、
「気になるの?じゃあ家まで案内してあげるから、見に行ってみる?」
なんだ菊姫か
菊姫は腕を組み「なんだとはなによ。親切でいってあげたんだからね?ありがたく受け取りなさいよ!それと私の事はみかんって呼んでって言ったじゃない!」
よく喋る。あのな菊姫、なんで俺がそんなかったるい事をしなきゃならんのだ?
菊姫はふくれ「みかん!みかんって言ってるでしょ?あのねその名字は嫌いなの!何度言わせれば気がすむのよ!」
これ以上やると俺の高校生活を病院で過ごすような事になりかねない。
みかんはため息混じりに「この子は前からこうなのよ。テストとか始業式とかそういう大切な時には出てくるけど、それ以外は」
うらやましい限りだな。俺もそういう暮らしがしてみたい。
無視して「中学前半はそんなんじゃなかったんだけど、2年の夏休み明けからめっきり来なくなっちゃって」
病持ちか?
机に座り、「聞いても答えてくれないのよ。」
まぁ俺には関係無いことだ
クラスメイトとは言え、そこまで親しい仲でも無い

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